Inside JUN Machine shop

‘加工’ カテゴリーのアーカイブ

バルブ研磨

2010 年 3 月 4 日 木曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bです。

確かまだ取り上げてなかったかな?ネタです。

バルブ周辺の加工ではとかくシート側のお話が多かった様に思いますが、もちろん相手側たるバルブも密閉性等々重要だったりします。

ある程度距離が出ている個体だと大方こんな感じでしょうか

やはりEX側の方がダメージを負っている事が多いかと思います。

これを加工すると

こうなります。

一部車種に関してはもともとの傘部の肉厚が薄いため困難な物がありますが、大概はこれで復活できます。

また作業中に曲がり等が生じていれば点検も合せて行なえます。

全て新品に交換するのもいいですが、24バルブ車などですとバルブ代で数万円飛びますのでこういった加工を施した上での再使用は十分アリかと思います。

工賃はhttps://junauto/machineshop/processing/cylinder-head.html をご参照頂ければと思います。

本社工場の現場社員【急募】

2010 年 3 月 3 日 水曜日 by 営業A

現在、田中工業では本社工場での現場で働いて頂ける社員を募集しております。

本社工場は汎用機が中心の工場で主に旋盤やフライス盤、ボール盤等が多く、それと、ボーリングやホーニングマシン、シートカッター、そしてNCのマシニングや各種測定器などの設備があります。

エンジンが好きで、金属加工に興味がある方を募集します。

経験が必要な現場なので、長く勤めてくれる方が有り難いです。

職種 内燃機加工技術者
職務内容 汎用旋盤等による内燃機部品、自動車部品加工
資格等 ・見習い可
・アルバイト可
・機械加工経験者優遇
・35歳位まで
給与 160,000円~240,000円
募集人数 1名
勤務地 本社(東京都練馬区)

 採用関係連絡先
〒177-0051 東京都練馬区関町北3-1-7・・・(地図)
田中工業株式会社 人事担当 田中
TEL 03-3920-4165
E-MAIL recruit@junauto.co.jp

サイドブレーキグリップ

2010 年 3 月 2 日 火曜日 by 営業D

営業Dです。今日は寒かったですね。

最近、画像撮るバック(背景)がドライカーボンですが、これカッティングシートなんですよね。

間近でみても良い出来です。光沢具合がまたスゴイ。

まずは、制作依頼により出来上がった物です。

アルミにて制作の上、レッドアルマイト処理で仕上がりました。

寸法等は、お客様より指定いただいた通りです。(形状ともに)

実際見ると、もっと濃い赤なのですが、画像撮りでフラッシュたくとこんなに明るくなってしまいました。

ジムカーナやドリフト系に使うのでしょうかね。

シグナス 排気量アップへの道のり

2010 年 3 月 1 日 月曜日 by 営業C

つい先日、たまたま自分の姉に自宅まで送ってもらいました。

車中でのBGMのお話し。日本の兄弟ピアノデュオ。「レ・フレール」が流れていました。

何でそれを聞いてるかを尋ねると、「子供が好きだから」ってあっさり言われました。

自分の甥っ子は幼稚園と小学1年生。どんな子供なんじゃい!!

普通は「みんなの歌」とかやろって思った営業Cです。

そんな感じで今回も肉丸さんのお話し。

このお方、ボアアップが大好きです。当然馬力を上げるのも目的なのですが、他の人がやらない事への執着と申しましょうか…

「実験的」や「試作」、「初めて」などの単語が並ぶ事が多いんですよ。

その途中経過での1コマです。ビックボア化に伴うスリーブを入れる前のボーリングです。

この後にスリーブを入れるわけなのですが、問題が発生。

鋳込み鋳鉄のスリーブを削っていたところ、アルミが見えてきました。

鋳込みっていうのは(鋳造も同じです)その後の加工位置は決まっているものの、それ自体の寸法位置を決めるのは難しいんです。

だからアルミのシリンダーではオーバーサイズの限度があるんです。

まぁ、それを大きくするのですから、こぅなってしまうのも仕方ない事なのですが…

今回は肉丸さんの許可もあり、バリ取りを行った後にスリーブを入れます。

何度も同じ大きさで掘っていますが、こうなったのは今回が初めてです。

スリーブ径を小さくしてボアも小さくすればこの事態は防げますが、そんな後ろ向きな考えを持たないのが肉丸さんです。

「どこまでいけるか」を今でも模索していらっしゃいます。

表面処理にしろ、ボアとストロークの関係やらコンロッドの芯間、ピストンのハイト、キャブ口径など、どこまで行けるのか?!、どれがベストなのか?!などを実際に走行して検証&検討しています。

頭がさがります。しかも、ちゃんと排気量アップの申請もしてナンバーも違うんですから(当たり前?!)

抜いたバルブガイド

2010 年 2 月 27 日 土曜日 by 営業B

こんばんは営業Bです。

以前弊社で作業させて頂いたヘッドが数年後O/Hで再度入庫する・・・このパターンって意外と少ないのです。

ですから一旦出ていったエンジンがトラブルもなく、次回のO/Hまできちんと機能していた物を見る機会は結構貴重だったりもします。

後ろから

カム側の汚れ具合が年月を感じます。ちなみに元のヘッドは無事に再度旅立っていきました。

ハーレーPANヘッド

2010 年 2 月 25 日 木曜日 by 営業D

こんにちは、営業Dです。忙しい日々が続き、へろへろです。

今回は古いバイクですが、ハーレーPANヘッドです。最近この車種の修理加工が増えてまいりました。

ビンテージ物となると、SHOPさんも敬遠したくなるシロモノです。

というのも、やっかいなのが、画像の左側のヘッド燃焼室を見て頂くと、亀裂(クラック)が入っています。

左右は別車両ですが、左がクラック有りでプラグ穴からシートリングに向かって亀裂が走っています。

右は程度のいいヘッドです。(そうそう程度のいい物少ないですね~)

シートリングは打ち替えしてないですね、元々鋳込みシートリングなのです。

次に程度いいヘッドは、シートリング打ち替えしてありますね。鋳込みシートリングの淵が少し残っております。O/Hした上に走行距離も少なかったのでしょうか。今回ブラストかけて綺麗になった状態です。これからガイド入替、シートカットと加工していきます。

PANヘッドですが、クラックは見えない所にも及んでる事があります。たとえば、突き出しオーバーによりシートリング入れ替えなんて場合、

座ぐりいれたリング穴にひょっこり大きな巣穴やヒビが姿を現す事もあり、非常に怖いヘッドであります。叫ぶだけです・・・

バルブガイドの抜き刺しでクラック延びたり、顔出したりというリスクもあります。結構、頭痛いシロモノなのです。

そんなこんなで、「春のPAN祭り」開催中、お皿は用意してないけど。(自分的には松たか子ではなく、斉藤慶子を思い出す)

またまたシグナス!

2010 年 2 月 24 日 水曜日 by 営業C

なんだか温かくなってきた気がしませんか?

春めいた陽気のような…。

会社ではいつも半袖の営業Cです。多分、色々な方から頭がおかしいんじゃないかって思われている気がします。

そして今回は、毎度お馴染のシグナスの肉丸(290)さん。

フロントフォークのインナーチューブです。

よくお気づきで。そうです。ただの加工を行っただけじゃ書きませんよ。ええ。

加工を行った内容としては、短縮&ネジ切り直し、そしてDLC!!

またしてもDLCです。

黒光りしています。あこがれますよねぇ。チタンの黒じゃなくDLCってトコが。

ネジを切り足した部分は…

こんな感じです。アップで見ると黒光りがキレイです。

そして、インプレッションのお話しです!!

動きが良くなり、スプリングを硬くしたのにソレがあまり感じられない。との事。

要は足を硬くしたのにちゃんと動く足回りになったって事です。

リアサスにもやりたくなったと言っておりました。

正直、「お勧め」だそうです。

しかし!!当社では表面硬度などの問題でまだ実験段階です。チッピングに耐えられない可能性もあるからです。

何度も言いますが、実験段階です。

でも僕は試したくなりました…。

よく動くって事はオフ車には最適かもしれませんね。ブーツを履かせればチッピングの問題も解決しますし…。

たかがネジされどネジ

2010 年 2 月 23 日 火曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bです。

レストアやカスタム等々進めていく上で、どうしても既製品で対応できないケースは多々あるかと思います。

「ありそうでみつからない」そして困る典型がボルトではないかと思います。古いバイクやクルマの場合はデザイン上のアクセントになってたりしますが、そういうものに限って売ってなかったりもします。

そういった経緯で作らせて頂いたものがこちらです。

すいません、かなりお高くなってしまいました(汗

S2000強化サブフレーム(その1)

2010 年 2 月 19 日 金曜日 by 営業D

営業Dです。最近ついてない事もあり、少し気分はLOWです。

宇宙の真理

世間は狭いのです。こう毎日、営業車で走り回っていると、たとえばトイレの為止まっても、油断はできないのです。

誰かが・・・見ているのです。同僚の知人がたまたま通ったりするのです。

で、今日はS2000強化サブフレームです。製品でありますが、制作過程など、少しお見せしましょう。

丁度、工場にて制作していたので、ふとブログネタにしてみました。

純正の新品サブフレームを加工して制作されるのですが、補強するガセットプレートやパイプ類を別に制作しておき、

サブフレーム本体を熔接しながら、それらのプレート類も熔接していきます。

まずは、これ。

こちらを熔接補強する前に製作しておきます。

こんな感じで装着されます。(仮に合わせているだけです)

ロボットの足みたいですが。

画像中では、くぅ~ろぉい(黒い)サブフレームに、銀色の追加品なので解りやすいと思います。

特にアーム取付部はコの字型が多く弱い部分でもありますので、箱形にしてあげます。(アームの動きを規制しないように)

熔接する前に、熔着しやすいように純正黒塗装は部分的にハガシますので、

この後、各部処理していきます。

熔接は次回にお見せしましょう。(まだ熔接してなかったので)

4B11エンジン

2010 年 2 月 18 日 木曜日 by 営業C

雪が降ったり止んだり、でも積もるほどでもない天気。

どうせ降るならもっと大雪になって欲しいと思う営業Cです。

雪道は楽しいですよね。バイクでも車でも。低速で滑るんですからw

最近になりちょくちょく来るエンジンです。4B11ってヤツですね。はい。

そうです、ランサーエボリューションXのエンジンです。

個人的にはエボ10はギャランVR-4って名前にしてあげたい車輌です。

VR-4だってイイ車でしたよねぇ。E38とか個人的に好きな車です。重たくて曲がらない事も含めてあのラグジュアリーな感じなのに4G63ターボが味わえるトコロ。いいです。

でも乗って楽しいのはエボですけど…。

話しがそれました。4B11です。このエンジンにライナーを入れてしまおうという企画(?!)です。

企画というより、お客様からの依頼なんですけどね…。

はてさて、どんな感じになるのでしょうか。こうご期待!!