JUN MACHINE SHOPでは、MITSUBISHI 4G63エンジン用ヘッドパーツとして、ソリッドタイプのハイリフトカムシャフトを製品化、販売を開始しました。

この製品は、エンジンベンチでのテストの他に、JUNスーパー レモンEVO5にて長期に渡り装着テストを行ってきた物で、ストリートからサーキット走行まで幅広いステージでその効果が実証されました。また、カムシャフトキットとして同時に装着することを考慮に入れ、トータルバランスを重視した設計としています。

ミツビシ4G63エンジンはラッシュアジャスターによるタペットクリアランス調整を行っています。クリアランスが０になることによる静粛性や、メンテナンスフリーになるという実用的な長所がある反面、油圧制御であるため高回転における動作不良がおき、チューニングエンジンのベースとしては欠点となってしまいます。そこでJUNでは、ラッシュアジャスターをソリッド加工を施したヘッドに対ｲ?するためのソリッドタイプハイリフトカムシャフトを用意しました。

• このカムシャフトを使用する場合、ロッカーアームピボットのソリッド化加工が必要になります。ジュン・マシンショップではソリッド化加工も承っています。

エンジンの高回転化によりバルブサージング現象が起こり、バルブがカムの動きに追従できなくなります。 この現象を防止するため、スプリングのバネレートをアップした強化バルブスプリングを開発しました。ノーマルからJUNカムシャフトまでに対ｲ?し、最適な荷重が得られる設計としました。また、JUNハイリフトカムシャフト等、リフト量の大きなカムを組みｺ?む場合に、ノーマルバルブスプリングでは線間密着を起こしてしまうため装着が必須となります。

バルブスプリングの強化と共に、動弁系部品の軽量化もバルブサージング防止に大きな効果を発揮します。JUNでは、バルブリテーナーに比重が軽く強度の高いチタン素材を使用することにより、強度を損なうことなく純正からの大幅な軽量化を実現しました。

カムシャフト装着に伴い、交換が必須となる動弁系のバーツ「バルブスプリング」および「チタンバルブリテーナー」とバルブタイミング補正のために欠かせない「カムスプロケット」などをキット化し、お求め易い価格にした商品です。

お客様の予算や目的に合わせ設定を分け、選択していただける形にしています。

4G63ソリッドカムシャフトの販売に伴い4G63ラッシュキラー加工の受注を開始しました。ラッシュキラー加工とは 純正のロッカーアームピボットを使用しソリッド化加工を施し、タペットクリアランス調整をシムにより行えるようにする加工です。

• ラッシュピボットとヘッドをこちらに送っていただき加工後お渡しするかたちになります。