6月 24
鉄なのでサビます。
先日、放置車両ネタでも書きましたが、機械の天敵はやはり「サビ」です。
今回、車検で入庫したお車ですが、時折のエンジン不調と燃料計の不作動という症状がありました。
このお車、使用頻度が少ない期間が長くあったそうなので、おそらくそのあたりに問題がありそうですが。
とりあえず燃料計の点検のためフューエルタンクにあるセンダーユニット(燃料レベルセンサーみたいなもの)の抵抗値を調べてみると、
やはりオープン、つまりセンサーは抵抗値が無限大になってしまっています。いわゆる断線状態です。
早速センダーユニットを取り外したところ、
この様にかなりサビています。
フューエルポンプもこの通り。
タンクの内部もすっかりサビてしまっています。
燃料タンク内が錆びるのは、空気中に含まれる水分が原因なわけですが、
ガソリンにも防錆剤が含まれているので普通はなかなか錆びることはありません。
ただ、使用しない期間が長期にわたってしまうと、この様にサビが発生することもあります。
やはりクルマは適度に動かさないと思わぬトラブルが発生しますね。
今回は燃料タンク丸ごと(ポンプ、センダー含めて)交換しました。
「最近のクルマは樹脂の燃料タンクだから大丈夫だよ」
とか思ってたアナタ!
これでわかりましたよね。サビるのはタンク本体だけじゃないんですよ。
フューエルポンプなんか、どうやったって鉄ですから、サビるときはサビます。
あと、最近のクルマでも鉄タンクのクルマは結構あります。
特にスポーツ系のクルマは鉄タンクが多いですね。
インプレッサSTIやランサーエボリューションは現行型まで鉄タンクです。
R35のGT-Rだって鉄タンクです。
ガソリンの水抜き剤では防げないですからね。サビの原因は空気中の湿度ですから。
やむを得ず長期乗れないときは、ガソリンを満タンにしておけば良いと思います。
自動車は機械なので、動かさなければそれはそれで問題です。
ちょいちょい乗ってあげて下さい。
コメント(0)
関連記事
Leave a Reply