Inside JUN Auto Mechanic

everyday experience

9月 9

Z34カムシャフト開発!!

投稿者名: Hatanaka | カテゴリ: チューニング,デモカー

皆さんこんにちは、メカニックの畑仲です。

今日は、Z34の紹介です。サーキットコンセプト様のZ34でカムシャフトの開発を行うことになりました。INTカムシャフトは、VVELと言う可変バルブリフト機構と、可変バルブタイミングが組み合わされて、高出力、低エミッションを実現しているという複雑な構造になっています。

Z34-2

これらのデーターはもちろんECUで制御していますので、書き換える事によってインテークカムは300°以上になります。

しかし、やみくもにデーター変えると、バルブとピストンが干渉してしまうと言うことが起きるかもしれません^^;。けっこうドキドキです。エンジンお釈迦になりますから。それなので、いったんエンジン降ろして、インテークバルブとピストンのクリアランスなど確認してデーター取りをします。

まずは、現状でのパワーチェックを行います。

Z34-3

データーログも取っておきます。

Z34-1

この車両は、JUNスポーツCPUと、サーキットコンセプト様オリジナルマフラーで、ものすごくきれいな音がします。パワーも339ps出ていました・・・・・。

しかし、今回パワーチェックしたところ、314ps^^;。前にCPUセッティングしたときは、1月でした。吸気温も12℃でした。そして今回9月9日ですが、吸気温38℃で、26℃も違います。パワーは25.1psも落ちてしましました^^;。やっぱり暑いとパワー出ません。

z34-4

800psオーバー車両などで70ps位落ちてしまうこともありました。その時はオーナーさん不安になって点検してくれと仰るのですが、涼しくなるまで待ってくださいと言って、12月にもう一度パワーチェックしたら元に戻ったなんて言うこともありました。

カム作ったりしているうちに、涼しくなるでしょうから、ガツーンとパワー出して見せますww。

コメント(4)

関連記事

4 Responses to “Z34カムシャフト開発!!”

  1. NACK5 より:

    こういうブログを待ち望んでました!!

    • Hatanaka より:

      コメントありがとうございます。
      なるべく新しい情報を発信できるようにしようと思います。これからもよろしくお願いします。

  2. サーキットコンセプト より:

    これはこれは畑中所長

    いつもいつも大変お世話になりっぱなしで、穴があったら入りたいです。

    どんな穴や。

    やっぱり吸気温度1℃が1馬力と言うのも、侮れない話なんですね。

    よろしくお願いいたします。

    • Hatanaka より:

      お世話になっております。暑いとパワーになりませんね^^;。つい先日もロータスエリーゼで4月に226psあったのが214psになってしまい困りましたw。オーナー様にはご理解いただけましたが、やっぱりモヤモヤしちゃいますよね。

Leave a Reply