'整備' カテゴリの履歴
VQ37エンジン改
いつもお世話になっております、畑仲です(^。^)。
以前にも紹介しましたVQ37用ハイコンプピストン98φの新型を組み込むことになりました(^。^)。
エンジン単体での依頼です。
エンジン分解して、本社に加工に出しました。スリーブ加工とボーリング&ホーニングです。
ピストンはとても綺麗です。いつも過走行でエンジンオーバーホールと言う車が多いので、カーボンだらけのピストンを見慣れているものですから、こういう色は新鮮ですw。
ヘッドポートや燃焼室も手を入れます。調子良いエンジンができると思います(^。^)。
他には、BNR32のターボ交換。これは途中まで自分でやって投げ出された奴ですw。
こういう場合は最初から分解して取り付けるのと違ってとても手間がかかります。
しかも、EXマニのスタッドボルト折れるし(^_^;)。
がんばって抜きました。
ボルトが出っ張ったところで折れてくれていれば良いのですが、奥まったところで折れているので断面が斜めで真ん中にポンチを打っても横にずれてしまいます。ギリギリでネジ壊さずに抜けました。
途中まで組んであった所も分解して確認してたり。
漏れたり緩んだりしたらやり直しになりますから(^_^;)。
ほかにも飛び込みでエアコン修理だったり、車検だったり。夏休み前なのでバタバタしていました。
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RB26N1ブロック
いつもお世話になっております、畑仲です(^。^)。
今日はRB26N1ブロックのどこが変わっているのか比べて見ました。リブが違うとかいろいろ噂は聞いていましたが・・・。なかなか05Uと24Uを並べて比べる機会が無くて(^_^;)。
お客様が05Uの割れてしまったブロックを持ち込まれまして、腰下だけ24UのN1ブロックで組み直すと言う作業を受けました。05Uと24Uはどの辺りが違うのか並べて観察する機会なので比べて見ました(^。^)。
上05Uの古いブロックで下が新しい24Uブロック。かなり前から新しいブロックは鋳型が変わってツルツルになっていましたが。
外見上は変っていないような・・・
ブロック上面のヘッドボルト穴の周りが太くなっているようです。ここは良くクラック入る所ですね。
寸法にして2mmくらい違います。ボルト穴と水穴の間が05Uは6mmくらいで24Uは8mmくらい。
前から見ると
クランクジャーナルの周りが肉厚になっています。
後ろ側も、
やっぱりジャーナルの周りの肉つきが違うような。こっちは微妙な感じ、鋳物だから誤差の範囲かな?
24U同士の新旧比較ではないのですが、やっぱり05Uより強化されているようです(^。^)。
良くあるターボのウォーターラインのボスの所が割れるという事については、ウォータージャケットの中を覗いて見ましたが、明らかに違っています。ヘッドボルトの部分が支柱のようにウォータージャケットの中に立っているのですが、太くなっています。これも強化になっているみたいです。
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エキゾースト
お世話になっております畑仲です(^。^)。
インタークーラーなど交換したということで、リセッティングを依頼されていたGRFのお客様が、走行中に急に爆音になったと、レッカーで御入庫になりました。エキマニパックリ割れていました。
こんな感じ(~_~;)。
某メーカーのお安いタイプのEXマニです。実はこのお客様同じエキマニで割れるのは2回目です。
前回は、簡単にステーを作って補強したのですが、ステーごと割れました(^_^;)。エンジンマウントが固い奴が付いているわけでもないのですが、良く割れます。なぜ?同じエキマニの他のお客様は無事なんですね。変に共振しちゃうんですかね。
新品の部品納期が10月上旬との事で、修理することになりました。EXマニが安いので修理代で新品エキマニの半額以上になってしまいますが・・・・。
修理ついでに、ステーではなく当て板を切って貼って、補強して見ました。修理完了なのでセッティングに入ります。(^。^)。
そしてこちらがちょっと前に車検でお預かりしていましたいつものお客様のR35、マフラーを交換しました。バルブが付いていて自動で回転や車速でバルブが切り替わります。お高いマフラーです。
しかし、流石にノーマルエンジンではないので、走ってみると車がギクシャクしてしまいました。メーカーに頼んで、バルブの開くタイミングを変更してもらいセッティングも少し調整して快調になりました。始動時に静かで、踏んだら快音という感じです(^。^)。
コメント(0)A12エンジン
お世話になっております、畑仲です(^。^)。
今日はA12エンジンが持ち込まれました。先日記事にした4kエンジンつながりで、4kオーナー様とお友達です。
組んでからそんなに時間は経っていないとの事ですが、バランス取りやチタンバルブに交換と言うことでエンジン開けることになりました。TSの頃のサニーとスターレットの対決を仲間内でやっているわけですね(^_^)。楽しそうです。
これにはなつかしのNISMOオイルパンを取り付けるとの依頼です。
中古ですが、なにやら修理跡が・・・。1番コンロッド折れて壊れちゃったという感じの跡ですね(^_^;)。
このオイルパンにはたくさんの武勇伝がありそうですw。
修理されているところは面が出ていないので面研必要になりそうなのですが、溶接修理以外にもデブコンが盛られているようで・・・。もしかすると削り取って肉盛やり直さないとオイル漏れちゃうかもですね(^_^;)。
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Z34用ハイコンプピストン
いつもお世話になっております、畑仲です(^。^)
CPにて特注で作った新型のハイコンプピストンです(^_^)。
注文にあたって設計図も必要なのですが、燃焼室がわかるようにモールドを作って送ったりしました。
アメリカとの色々なやり取りでだいぶ時間が掛かってしまいましたが、これでZ34も前に進める事ができるようになりました。(^_^)
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エンジン組立て準備
お世話になっております、畑仲です(^。^)。
色々なエンジンを分解して、加工の為に本社に回送しています。すると、以前に回送したエンジン部品が加工が終わって、回送されてきます。
今日はその加工したエンジン部品の測定と調整等していました。
クランクメタルのクリアランス測定、や組み付け。
組み付けた後に、スラストクリアランスの確認など。
手がオイルまみれになっているので写真なかなか撮るタイミングを逃してしまいます(^_^;)。
その後ピストンクリアランス測定とか、ピストンリング合口隙間調整もして、ピストン組み込み、シリンダーヘッドの部品洗浄と組み立てに着手しました(^。^)。
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4Kンジン
お世話になっております。畑仲です(^。^)。
今日は4Kエンジンのオーバーホールのご紹介です。
4Kと言ってもピンと来ない方も多いかもしれませんね。KP61というスターレットに搭載されていたエンジンです。スターレットもピンと来ないかな(^_^;)。
1981年くらいのエンジンです。当時はお手軽にチューニング出来てとても人気でした。しかし36年くらい前のエンジンなので、色々パーツが手に入りません。絶滅危惧種のレッドブック入りです(^_^;)。
中古のエンジンを持ち込まれ、これをベースにエンジン作るのですが・・・・だいぶエンジン降ろしてから放置されていたようです。
しかもバルブが割れて、破片でヘッドも使えません。しかし、ヘッドは別に持ち込まれていますので問題なしです。
腰下は、ピストン交換でボーリング、ホーニングが必要ですが、オーバーサイズピストンが製廃になってしまっています。亀有さんの79φ鍛造ピストンにしました。そしてカムを研磨加工して、70°カムにします (^。^)。
分解しました。そして下が、ブロックから出てきた錆のほんの一部ですw。
逆さまにしただけでこの有様ですww。ブロック洗浄していたら真っ赤になりました(~_~;)。
オーバーホールより錆取りに時間が掛かりそうな勢いです。
コメント(0)R32セッティング
いつもお世話になっております、畑仲です(^。^)。
R32改RB25エンジンにRB26クランク、コンロッドと鍛造ピストンを組み込んであるお車のセッティングをしています。
オーバーフェンダーで厳ついのでBNR32かと思いがちですが、HCR32です(^。^)。サーキット専用車両ですね。だいぶ前に純正ECUでセッティングしていたのですが、一度オーナーさんが手放して、最近買い戻したとの事です。他所のショップでFCONVPROに変更になっていました。
ありがちなのですが、インジェクション車の燃料ホースにキャブ用の燃料ホースが使われていました(^_^;)。
インジェクション(日産車)の燃圧は、基本3.05kg/cm^2です。ターボ車なのでブーストが掛かるとブーストの分だけ燃圧が上がります。このお車はブースト1.3kです。3.05+1.3で燃圧は4.35kg/cm^2掛かります。しかし、キャブ用燃料ホースは0.2Mpaと書いてあります。単位直すと2.03kg/cm^2になります。(^_^;)
怖いので、日産純正のFUELホースに交換してバンドもトライドンにしました。これは日産のEGI車全般に使われているホースで、2mで11,000円もします。Earlsのステンメッシュホースと同等の金額です。しかしアールズは燃料漏れるし、燃料臭くなるし。
見た目がゴムホースなので安っぽいのが欠点ですが、10年経ってもまったく問題ないので安心です。
セッティングも順調に進めて、ブースト1.2kで470psゲットしました。インジェクターいっぱいなので1.2kでリミットですね。インジェクター大きくすればもっとブースト掛けられます。(^。^)。
話し変って、以前記事にしたVG30DEエンジンのピストンが届きました(^。^)。USAのCPピストンです。
VG30DEは純正のオーバーサイズピストンが廃番になってしまっていまして、アメリカから取り寄せました。圧縮比10.5:1のハイコンプピストンです(^。^)。VG30DEのピストンは中々無くてこのピストンだけのようです。ストックがあったので割と早く手に入りました。
これでボーリング&ホーニングにかかれます。
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Z34 フェアレディZ
いつもお世話になっております、畑仲です(^。^)。
ちょっと前のお話ですが、Z34のプラグ交換しました。
Z34の場合は、プラグはメンテナンス不要と言うイリジュウムプラグですので、交換するにもタワーバー外したり、スロットルボディを外したりと中々手間が掛かります。(~_~;)。
左右のスロットルをこのように外して、交換になります。
そして、プラグはこの写真のDENSOのプラグが標準で付いているプラグです。
DENSOのプラグは表記の数字を3で割るとNGKの表記の熱価になりますので、標準はNGKで言う8番ですね。そしてギャップが1.4mmもあります。交換したHKSのレーシングプラグはNGK製で、M40HLといいます。これは40を5で割ると通常の熱価になり、NGK8番相当になります。
街乗りで8番は高いような気もしますが、経験上8番でカブってしまうようなことはありませんので、当社ではいつも8番を使っています。標準のプラグギャップが1.4mmと言うのはかなり大きくて、スパークが飛べば火が大きくて良いのですが、条件が悪くなったときにスパークしにくくなります。レーシングプラグと呼ばれているものは大体0.6mmとか0.7mmのギャップです。弱くても確実にスパークさせる為です。
普通に使うには標準で何の問題もありません。過給機でブースト高くしたり、ハイコンプピストンで圧縮比が高くなったり、高回転の連続使用でプラグの温度が上がってしまう時などレーシングプラグが必要になります。
標準で8番とは、さすがZですね(^。^)。ぶん回すの前提ですw。
それから現在オリジナルのピストンを製作しています。もうじき手に入る予定です。以前使っていたピストンからいろいろ改良したピストンを作っています(^。^)。
これができればVQ37改、4.1Lも可能になります。ロングストローククランクは既に出来ているのでピストンさえ出来れば、揃います(^。^)。
まずは、純正ストローク用を作って、上手くいったらロングストローク用も作る予定です。ようやくスペシャルクランクが日の目を見れます(^。^)。
こんな奴です^^。
数値にはモザイク掛けてますが、なかなかかっこいいです。予定ではだいぶ軽くなりそうです。
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VTECターボなど
お世話になっております、畑仲です(^。^)。
今日はVTECターボのご紹介です。
お客様のお車ですが、5年ほど前に製作したお車です。最近冷機時調子悪いということと、しばらくぶりなのでセッティング確認と言うことでお預かりしています。
H22Aにマーレーピストン組んで、GTX3076Rターボをつけて428ps。FFなので結構怖い車です。いろいろ点検して完調にします。まずはプラグのチェックから(^。^)。
エンジンオーバーホールが一段落してきてようやく掛かれます。お待たせしまして申し訳ありません。
エンジンオーバーホールといえば、だいぶエンジン室も片付いて来ましたが、先日紹介したVG30の他にもGRBのEJ207のオーバーホールも承りました。
こちらはサーキット走行中にパワーダウンして、3気筒になってしまったとの事。お預かりしてコンプレッションチェックしたところNo4シリンダーが圧縮有りませんでした(T_T)。分解して原因の確認とオーバーホールします。
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