7月 31
TIG溶接
チューニングショップのお仕事とは?
今日のお題は「溶接」です。
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一言に「チューニングショップ」といっても仕事の内容は様々です。
普通に修理や車検などごく普通の自動車整備、
チューニングパーツなどの取り付け、
ECUのセッティング、
現車合わせのワンオフパーツの製作、
改めて考えてみると実にいろいろな技能を要求されます。ま、できるできないは別として・・・・・・。、
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ワンオフパーツの製作といえば「溶接」。
中でも重要なのが「TIG溶接」。アルゴン溶接と呼ばれてることもあります。
ほとんどのアルミ製品や、ステンレス製のパーツの多くはTIG溶接で作られているので、
目にしたことがある人も多いのでは。
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さて、
「TIG溶接」
「Tungsten Inert Gas 溶接」の略で意味は
「タングステン電極の不活性ガスを使用した溶接方法」です。
詳しくはwikiあたりで調べて頂くとして、
この溶接方法、少々難しいです。
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何も知らない青少年達が日々練習を積んでも、人様にお見せできる溶接が出来るまでには半年以上かかります。
一人前と呼ばれるまでにはそれなりの年月が必要です。
「美しい溶接」が出来るようになるには一体何年かかるのか。
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鉄やステンレスは見た目の仕上がりさえ気にしなければそこそこの溶接が出来るのですが、
アルミはちょっと難しいです。
見た目以前に「溶接部分から漏れる」とか「溶接部分が割れる」とか、
溶接の品質そのものを上げるのが難しのです。
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これが溶接機本体です。
右手に溶接用のトーチ、左手に溶接棒を持って作業をします。(右利きの場合)
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トーチの電極と溶接対象の材料の間でアークが発生し、高温となって材料を溶かします。
そこへ左手に持った溶接棒をねじこんで溶接するのですが、
両手を使うので左右の脳が活性化し、脳の老化防止に最適です。
アークからは強烈な電磁波が発生しているので要注意。
直視したら目が死にます。
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これはメカニックのO君が溶接したアルミ製品です。
なかなか上手です。美しいです。
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溶接の他にも自動車整備とはちょっと違う技能はたくさんあるのですが、
それはまたの機会に紹介します。
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「ところで、先程から偉そうなことを述べているキミは溶接できるのかね?」
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スイマセン、生意気言いました。
最近は年のせいか、手が震えてしまって・・・・・。
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