10月 25
ゆるゆるですよ。
はっきり言って「寒い」です。
困るんです。急に寒くなられては。
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もうすぐ10月も終わりですね。
ついこの間まで夏だと思っていたのに。年をとったせいか月日の流れるのが非常に速く感じます。
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「このクルマ、ついこの間車検とったばかりなのに・・・・」
2年前がついこの間・・・・・重傷です。
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先日、ニッサンのR200デフのオーバーホールという作業がありました。
この場合の「先日」も何週間前のことやら。
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R200デフといえばスカイラインやシルビアのリアデフです。
一言にR200といっても、たくさんの種類があります。
同じR200だからといって気軽に流用したり出来ませんのでご注意を。
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さて、BCNR33の標準車(Vスペックじゃないヤツ)のR200は純正で機械式LSDが装着されています。
純正のLSDだけあって元々イニシャルトルクが低めなのですが、
今回オーバーホールしたR33のデフは「するする」というか「ゆるゆる」というか。
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イニシャルトルクは「2kg以下」。
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これではLSDと呼んでいい物かどうか。
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と、いうことでオーバーホールするわけです。
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これがLSDの「ディスク、プレート」です。
これが摩耗して薄くなってくるとLSDの効きが弱くなってしまいます。
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で、コイツを新品に交換するわけですが、ちょっと一工夫。
今となっては懐かしい「小技」ですが、プレートを並び替えてLSDの効きを強くしてみます。
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写真のプレートには出っ張りが「外側」と「内側」の物があって、それぞれのプレートの摩擦力がLSDの効きになるわけです。
純正の状態ではプレートの並び順が
「外、外、内、内」
みたいな感じになっているので
「外、外」
のところはそのプレート間は摩擦力が発生しません。
それを
「外、内、外、内・・・」
みたいな感じに並べ替えると全てのプレートの間で摩擦が発生するのでLSDの効きが強くなります。
イニシャルトルクが7kgぐらいまで上がりました。復活!
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ただ、R200の純正LSDは社外品に比べてプレート枚数も面積も非常に少ないので絶対的な効きは弱いです。
サーキットなど、本格的にLSDを必要とするステージでは社外品をお勧めしたいところです。
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