4月 15
取り付けるところがないのですが・・・・・。
今日のお題は「こんなところがコッソリ変更されている」です。
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今、4B11を組み立てているのですが、
以前使用していたシリンダーブロックの摩耗があり、既にオーバーサイズピストンも使用されていたのでシリンダーブロックを交換することとなりました。
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新しいシリンダーブロックを取り寄せて、ウチのピストンに合わせてボーリングして。
クランク組んで、ピストン組んで・・・・・・
・・・・・・ん?
タイミングチェーン潤滑用のオイルジェットを着けるところがない?
オイルジェットとはこれです。
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これが
こんな風に付くわけなのですが・・・・・
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新しいブロックには
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取り付けるところがないような・・・・・。
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調べてみたところ、4B11のシリンダーブロックは品番変更されて、チェーンテンショナーのオイルジェットは廃止になった模様。
じゃ、チェーンの潤滑は無しでいいのか?
というわけではなく、かわりに
ここに空いている小さな穴がジェットの代わりになるようです。
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この様に、自動車の部品は細かな変更がちょこちょこ行われていたりしますが、
あまり知らされていない場合も多いような気がします。
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こういった小変更の目的は、性能向上、不具合改善、コストダウンなど、目的は色々です。
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だいぶマニアックな話で、「全然おもろくない」という方もいるとは思いますが、
たまにはこんなネタにもお付き合い下さい。
コメント(2)関連記事
2 Responses to “取り付けるところがないのですが・・・・・。”
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>だいぶマニアックな話で、「全然おもろくない」という方もいるとは思いますが
いえいえ、大半のオーナーは車体から降ろされたエンジンを
隅々まで見比べる機会なんてありませんので、
こうしてチューナーさんならではの発見をネタにしていただけるのは
一閲覧者としては大変興味深いところです。
エボX、ひいては4B11エンジンのデビューから2年半ですが、
まだ初期型が車検すら迎えていないようなタイミングでも
公にされない小変更は絶えず行われているのですね。
ちなみに、この変更の理由は
>性能向上、不具合改善、コストダウン
のどれに該当するのでしょうか(笑)
コメントありがとうございます!
この様な小変更を見つけたときはちょっとうれしくなりますね。
互換性のある部品を使用して「強化」や「性能アップ」が出来ることもありますし。
メーカーさんが行う設計変更で「性能向上」の場合、部品が追加されたり材質がより良い物に変更されたりと、コストがかかっている場合が多いですね。あまり見かけませんが。
「不具合改善」の場合は形状変更や材質変更されて、強度、剛性の見直しがされていたりするのをよく見かけます。「リコールの対象なんじゃないのか?」みたいなのも希にありますが。
「コストダウン」は、部品点数が少なくなったり、より製造コストのかからない部品に変更されている場合が該当するのでしょうか。
と、いうことは、今回紹介した4B11の例は・・・・・・。