7月 2
4B11シリンダーヘッド
今日のお題はこちらです。・・・・
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4B11Tって書いてあります。
これ、シリンダーヘッドです。
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今、2.3リッターフルチューン仕様のエンジンを組立中なのでちょっと写真を撮ってみました。
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フルチューンということで、組み合わせるタービンはおそらくTD06-25Gあたり、
目標の馬力は600PSオーバーってとこでしょうか。
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インテークポートです。
いつも思うのですが、4B11のポートってなんか色気がないというか単純というか、のぺっとしてるというか。
別に単純な形状をしてるのが悪い訳じゃないのですが・・・・・何となく好きになれない。
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写真のヘッドはポート研磨済みなのでポート内の鋳肌はありません。
分岐する部分もシャープにしてあります。
よく冗談で、
「ポートに紙を落としたら、燃焼室側に二枚に分かれて落ちてくるぐらいにとっきときにするんだ!」
とか言ってます。
できっこありませんが。
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ま、そんな意気込みで、ってとこですかね。よくわかりませんけど。
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この、ヘッドの上に置いてある部品はバルブリフターです。
最近のエンジンは、バルブクリアランスを調整するのにシムを使用していません。
リフターそのものに厚みの種類があって、これを交換することで調整します。
写真のリフターの中を見ると、数字が書いてありますね。それが厚さです。
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バルブクリアランス調整をするときには、
カムを組み付けて、ゲージでクリアランスを測って、シム(又はリフター)を入れ替えて・・・・
という作業を、基準クリアランスになるまで行うわけですが、
シムを交換するたびにいちいち注文していたら、いつまで経っても調整が終わらないので
ある程度ストックを持っています。
シムの場合はちょっとしたケースにサイズ分けしておいてあるのですが、
リフターの場合は、えらく場所をとります。
今度、多くのエンジンがリフター調整式になったら、
リフター室が必要になるかもしれません。
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「お~い、リフター室行って4B11の3.65mmのリフター持ってきてくれ!」
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いやいやいや、それは無い。
コメント(2)関連記事
2 Responses to “4B11シリンダーヘッド”
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おはようございます。
文章全体から職人気質をビンビンに感じられますね!
こういう内部構造も普段みられないので、写真で回覧されると参考になりますね!
最近はインターネットでポンポン出てきますが、自分の持ってるエンジンくらいしか調べられないので、こういう場所で別のエンジンの話や写真が見られるのは面白いです。
こんばんは。返事が遅くなりました。
職人気質、ですか?感じられますか?なんかうれしいですね。
エンジンの内部構造の、しかも局部アップの画像って意外と少ないですよね。
これからもわかりにくくない程度に色々と紹介させてもらいますのでお付き合い下さいね。