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7月 12

油圧低下の恐怖

投稿者名: 担当A | カテゴリ: チューニング,整備

よく、エンジンにとってオイルは血液だとかいわれますが。

・・・・・

では、血液であるオイルがなくなったら・・・・・

エンジンは死にます。

・・・・

今日は、そんなオイルが元で起こった怖い話してす。

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・・・・

ニッサンのV6エンジンをバラしています。

・・・

使用期間はまだ少なく、新車保障がまだあるであろう車両のエンジンのようです。

・・・

エンジンが大変なことになっている・・・・

まずはオイルパンを取り外した時点で大方の予想はついていました。

・・・・

おびただしい量の金属片が散らばっています。

・・・・

分解を続ける我々の顔も次第に暗くなっていきます。

・・・

やがて、取り出されたコンロッドは・・・・

・・・・・

この有様。

あまりの悲惨さに思わず涙する作業者。

・・・・

これでは他の部分も・・・・。

もはや希望は残されていません。

・・・・

・・・・

・・・・ここも、ダメでした。

クランクシャフトにも転移した病巣には、もはや言葉もありません。

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・・・・

いえ、本当の恐怖はこれからです。

・・・・

このエンジン、ディーラーに修理に出せはエンジン交換での対応となり、

その価格は300万円とも350万円ともいわれています。

・・・・

そんな高額な修理代は・・・・

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・・・

・・・

大丈夫!

他のエンジンと同様に修理可能です。

いくら何でも350万円はかかりません。

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メーカー保障が受けられればそれに越したことはないですが、

もし、保障対象外の場合はご相談下さい。

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このエンジンはどうなるのかって?

それはまだわかりません。

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・・・・

・・・・あ、そうそう。

このエンジンはVR38DETTです。紹介が遅くなりました。

ではまた。

コメント(2)

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2 Responses to “油圧低下の恐怖”

  1. EVOXオーナーになりたい より:

    「えらいことになってるなぁ~」と思いつつ読み進めるとVR38DETT
    ですか。。。この車に関してはオーナーさんがメンテを怠ったって事は
    ないとは思いますが、一体何があったのでしょう。とても気になります。

    子メタルも減りまくって消滅寸前ですね。ここまで行く前に異音とか
    出ていたとも思われますが、ドライバーさんも相当熱く走って
    いらっしゃって気が付くのが遅れたのでしょうか。

    ストレーナ(ですか?)に詰まりまくった金属片の惨状と、金属片が
    そこらじゅうに行き渡ってしまったエンジンを、O/Hするであろう作業者様
    の気苦労を考えると、こちらももらい泣きしてしまいそうです。

    無事に直ってくれるといいのですが。

    • 担当A より:

      EVOXオーナーになりたいさん、いつもコメントありがとうございます。

      そうなんですよ。今回のネタで一番の恐怖はVR38だってことなんです。

      何故壊れたのか?
      実はこのエンジンの使用状況の詳しいところがまるでわからないので、原因の解明ができていないんです。
      機械的に油圧低下するような原因は、少なくともエンジン内部には見られなかったので、あとはメンテ不良か、使ったオイルが悪かったか。

      何にしろ、同様の目には遭いたくないのでできれば原因を突き止めたいところですが。

      そして、この破片まみれのエンジン・・・・・気が重いですね。

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