7月 2
ホリンジャーの続き
前回は、部品を並べただけで終わってしまったホリンジャーミッションですが、
さて、今回で組立が完了するのでしょうか?
本格的な組み付けに入る前に、ベアリングや摩耗部品の交換、シャフトへの各ギアの組み付けを終了したのが上の写真です。
(各画像はクリックで拡大します)
細かい部品が多いですね。
シーケンシャルなので尚更です。
いいですか、絶対にクシャミなんかしないで下さいね。
これはクラッチハウジングです。ミッションの一番前の部分ですね。
RB26専用です。
この上に、フロントケースを載せて、メインシャフト、カウンターシャフトを挿入したのが、
この写真。
途中の写真がないのはカンベンして下さい。組み付けながらだとなかなか撮影まで気が回らないので。
何しろ、この2本のシャフトと、その横にニョキニョキ生えてるロッドを全て、一度に、ケースに挿入しなくてはならないのです。
こういった作業の時、どうしても手が2本では足りないときがあります。
そんなときはどうするか?
足を使います。
膝とか、スネとかで、部品を押さえながら。
でも、この作業はさすがに足では無理なので、他のメカニックに手伝ってもらいましたが。
いつの日か自分の力だけで・・・・・・・いや、無理ですね。こればっかりは。
ここまでで、3から6速までのギアが組み込まれています。
この上にセンタープレートを取り付けて、1,2速のギアを組み付けると、
こんな感じです。
ちなみに、ホリンジャーのミッションはベアリング以外のギア、ハブなどは全て圧入ではないので、
手でサクサク組めて非常に楽しいです。
この上にリアケースを組み付けて、
こんな所や、
こんな所の、かなりアクロバティックな技を要求されるピン打ち込みをこなして、
リバースギアを組み付ければギア部分は終了です。
残るはこのミッションならではのシーケンシャル変速機構部分ですが、
大事なことなので次回へ続く。
コメント(2)
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2 Responses to “ホリンジャーの続き”
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美しい部品はそそりますね。
組み込まれてしまうと見えなくなるのが惜しいです。
クランクとかピストンとかは特に・・・
こんにちは。コメントありがとうございます。
精度が高く、仕上げも美しい部品は、組み付けているときも気持ちがいいものです。
後からではまるで見えないのが本当に残念ですね。