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4月 20

SR20バルブシム調整

投稿者名: 担当A | カテゴリ: 整備

久し振りにSR20ネタを披露してみようかと思います。

前回のRB26に引き続き、これも情報は相当出回っていますので、

今さら珍しくもない、って言われそうですが、まあ軽い気持ちでお付き合い下さい。


さて、今日のSR20ネタはお題の通りなのですが、

「SR20ってラッシュアジャスターじゃなかった?シム調整って?」

と思ったアナタ。鋭い!と言いたいところですがまだまだ修行が足りません。


SR20のバルブシムの画像はこちら。

2種類あるのがわかりますか?


さて、このシムの上にかの有名なロッカーアームが乗るわけです。

こんな感じに。

この様に、SR20のロッカーアームはバルブ2個につき1個なのです。

バルブシムの片方は、ガイド形状になっていてロッカーアームの位置決めをかねています。

ちなみに、部品名もバルブガイドです。ちょっと紛らわしい。


で、なぜシムが必要なのかといいますと、

バルブの高さは必ずしも全て同じではないので、1気筒分、2本のバルブの高さが異なるとロッカーアームが傾いてしまい、カムシャフトとの接触面が均一では無くなってしまうんですね。

なのでシムを使用してロッカーアームが水平になるように調整するわけです。

これが結構大事でして、ここの調整があまりにも適当だと、ロッカーアームが飛びやすくなります。


はい、出ました。

ロッカーアームが飛ぶ。


飛ぶ?

飛びますよ。


以前、某質問掲示板で見かけた質問ですが、

「SR20のロッカーアームが飛んだらどんな不調が出ますか?」

みたいなのがありました。

回答は、

「ロッカーアームは飛びません」

でしたけど。う~ん、残念。


でも・・・・わかります。

ロッカーアームが飛ぶって何だよ。飛ぶわけ無いだろ。

そもそも、ロッカーアームって何だか知ってるのか?

と、言いたい気持ちはよくわかります。


でも。

飛ぶんです。SR20の場合は。


まあ、そう簡単には飛びませんけどね。


加速方向でオーバーレブさせて飛ぶなんて、よっぽどのフルチューンエンジンでもない限りありません。

シフトミスしてオーバーレブさせると飛びます。

気をつけてくださいね。


あ、誤解の無いように言っておきますが、

ロッカーアームが飛ぶと言っても、外れてどこかへ飛んでいってしまうわけではありません。

ガイドから外れて「ずれる」とか「脱落する」と言った方が的確ですかね。



それではまた。


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