画像は片方だけですがスカート方向が両方とも同じ状況でした。
ピストンクリアランスを0.1ミリくらいまで広げてしまってあとはピストンリングに頑張ってもらう・・・・のもひとつのテですが(汗)ここは一発大きなピストンを入れてあげましょう。
純粋に修理もしくはオーバーホールとの前提であれば、社外品ではなく純正部品のオーバーサイズでとなるわけです。現行車では設定なし、あっても1サイズオーバーしかないといった場合も多いのですが、低年式のエンジンであれば2~3種類から選べることとなります。
当然今後の事を考えると、最低限のオーバーサイズで進めたいということになりますが・・・・今回の状態の場合はちょっと微妙でした。
画像中央の白くなっている部分がありますが、ここ多分ピストンのアルミが焼きついてしまってます。この裏側が結構な確率で抉れている事が多く、他は0.25オーバーサイズでも問題ないかと思うのですが一番当るところにキズが残る可能性がある恐れがありましたので、今回はあえて2サイズオーバーでのボーリング加工を提案させて頂きました。
ちなみに純正オーバーサイズでいうと、SRやVQ35系の0.2ミリやH-Dのエヴォリューション系の0.005等は上記の様な場合にはダメージが残る可能性があります。万全を期すのであれば「現状より」2サイズオーバーを選択する方をお勧めします。
ただ、最終的には「掘って」みないと分からないというのが本音ですけど。。。