Inside JUN Machine shop

‘二輪’ カテゴリーのアーカイブ

小さい物でも

2009 年 8 月 4 日 火曜日 by 営業C

先日は当社にカブトムシが迷い込んできました。夏を連想させる動物ですよね。

こんな都会でもカブトムシっているんですね。そんな事をしみじみ感じてしまった営業Cです。

ちなみにカブトムシは近くの小学校の木にリリースしました。きっと近所のガキお子様が捕まえて喜ぶことでしょう。カブトムシには可哀想ですが…

そんな事はさておき、車のイメージが先行している当社ですが、そんな事もございません。

今回はこんな物を製作しました。

img_0119リテーナーと言う部品です。バルブスプリングをおさえる役割をしているパーツなんですねぇ。当社でも製品としての設定もあるこの部品。動弁系のジミ~な部品ですが、これが高回転になるとえらい勢いで動いているんですよ。そしてコヤツを軽量する事によってバルブやらカムやらバルブスプリングやらの追従性が向上するっていう魂胆です。

やみくもに軽くすると割れてしまうので、以外に難しいです。

今回は小さな150ccのエンジンに使用する為、ワンオフにて製作しました。

チタンです。Titaniumっすよ。チタンって言うだけでチューニングパーツな響きじゃないですか…。

こんな感じでバイクの部品なんかも作っていますので、是非お問合わせだけじゃなく製作してみて下さい(笑

シリンダースリーブ(ライナー)の恐怖

2009 年 7 月 29 日 水曜日 by 営業C

営業Bのご紹介にあずかりました「懇切丁寧な営業C」でございますw

いやはや、連日暑いですねぇ。今日なんか一昨日に購入して会社の冷蔵庫に保管しておいた烏龍茶を飲んだところ、後味に何故か酸味がありました。

正直、これを飲み干したら明日は会社に来れないな…と思う味に仕上がってました。

続きものではないのですが、営業Bとネタが続いています。

スリーブ(ライナー)に関してです。こちらはバイク用のスリーブなのですが、片肉の肉厚が1.0mmしかありません。加工自体は可能ですが、スリーブの下端が薄くなっている為にホーニングはえらい大変です。寸法出すのも一苦労です。

物理的に薄くすると強度は落ちます。その実験です。

e382b9e383aae383bce38396e291a02e382b9e383aae383bce38396e291a1この2枚の画像をよ~くご覧下さい!

同じシリンダーですが、人力で寸法が変化します。これは恐ろしい!!

ちょっと触っただけです。オサワリ程度です。お金は取られない程度に触っただけです。

許して下さい。オサワリ厳禁?!

確かにそうかもしれません。スリーブ肉厚が1.0mmだと…。

極薄スリーブの恐ろしい実験結果でした!!

鉄に鉄

2009 年 7 月 28 日 火曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bです。

前回ご紹介させて頂いたフライホイールは未だ完成しておりませんので、同じハーレーで別件ネタを一つ挟めさせて頂きたいと思います。

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上の画像は完成後ですが、オーバーサイズ設定のいっぱいまで拡大されていたシリンダーをSTDサイズのピストンを使える様にするために鉄のスリーブを入れてあります。

ちと分かりにくいのでアップをば・・・

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これでも分かりにくいかと思いますので、今度は下からのアップをば・・・と思ったらデジカメの電池切れにてあえなく終了でっていう(笑

それはともかく、残念ながらこの手は全てのシリンダーに対して有効な手段ではありません。

スリーブを打つという事は、通常のボーリング加工以上の大きさの大穴をあける事になりますので、それに見合ったシリンダー側の肉厚を要求しますし、また冷却水やオイル通路を持つシリンダーはそれらの位置も考慮しておかないといけません。

特に高年式のブロックに関してはボアピッチを狭く設定してある事が多く、強度上必要なスリーブ厚を設定できないケースもままあります。逆に言えば、強度面を度外視すれば極薄のスリーブを入れる事も理論上は可能です。。。

こういった事情もあり、今回は比較的作業実績数の多いこの辺りを取り上げた次第です。

もし、こんな物やあんな物はどう?といったものがありましたら、メール等でお問合せ頂ければと思います。

営業Cが懇切丁寧にお答えさせて頂きます(笑

キャブ、始めました。

2009 年 7 月 24 日 金曜日 by 営業C

梅雨が明けたはずなのに湿気の高い本日、冷やし中華が食べたかったので、こんなタイトルにしてしまった営業Cです。

始めましたって言うほどではありませんが、こういうのもやっています。

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キャブレーターです。それはわかるって?ですよねぇ。

オーバーホールもしてあります。手前に無造作に置いてあるのは交換した部品です。

オーバーホールもしてあるじゃなくて、オーバーホールをする為に当社にきたSOLEXです。オーバーホールをする為に当社に送られてきたのです。

今回の部品はとある個人の方からの依頼で、MINI用のSOLEX40φ。この他にもWEBERなどもお持ちと話しておられました。

消耗部品は全て交換。ネジも新品。ダメな部品は全て交換。ダメなんだから仕方ないですけど…w

部品が出ないキャブもありますので、オーバーホールをご検討の方は注意して下さいネ♪

これいきまつ

2009 年 7 月 23 日 木曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bです。

今回はマジでつ。画像のブツを組みます。

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当社としては初の作業になります。上手くいけば工賃等合せて発表させて頂きたいと思います。

H‐DピストンWPC処理

2009 年 7 月 17 日 金曜日 by 営業B

こんばんは~さすがにこう暑いと脳みそが溶け気味の営業Bでございます。

脳みそはいいとして(笑)溶けたりカジッたりしたら困るのがピストンです。特に空冷エンジンには苦しい時期となりますので、ボーリングついでの保険としてご依頼頂きました。

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以前営業Cも取り上げていましたが、このショット材にモリブデンを使用したものは特に耐磨耗性に優れるとの事です。個人的経験ですが、リングまでかけるとなおよろしな感じになります。。。

なお処理にかかる費用等につきましては、形状や大きさにより異なります。

ご興味のある方はお気軽に弊社フロントまでお問合せください。

あなたのエンジンも?!

2009 年 7 月 14 日 火曜日 by 営業C

なにやら、梅雨が明けたとか明けないとか。はぁ・・・、この後に暑い夏がやってくるのかと思うと憂鬱です。

でもそんな暑い夏でも1つだけ良い事があります。それは、女性が薄着になる事です!

ビバ!サマー!  色々な意味でフェチな営業Cです。

はてさて、本日お見せするのはちょっと怖い画像です。かなりホラーな画像です。R18指定を入れようかと思うほどです。画像をクリック、クリック!大きくなります。

ハーレーのショベルヘッドと呼ばれるこの子、

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角度を変えて見てみると…

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全体的には…

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いやはや、恐ろしい。こんなに堆積物があるとは。みなさんも一度くらいは経験があると思います。4stなのに白い煙をなびかせる車輌を。2stじゃないんだからって。

オイルを燃やしながら走っている車輌を。思わず臭いをかいでみる。でも、やっぱり2stオイルの臭いじゃない。当たり前なんですけどね。

思い当たる車輌にお乗りのあなた、あなたですよ。こんな燃焼室になっているかもしれません!そろそろオーバーホールを考えませんか??

ヘタれたエンジンもよみがえりますよ!燃焼室もキレイになりますよ!こんなふうに。

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普通に見えますが・・・

2009 年 6 月 29 日 月曜日 by 営業C

昨日の日曜日、買い物から帰宅したところ我が家(アパートですが)の階段下で雨宿りをしている方がいらっしゃいました。自転車でのツーリング途中らしく突然の雨で濡れ濡れ状態。

ちゃんとヘルメットをかぶっていた2人。大事ですね、自転車でもヘルメット。

うんうん。よし、話かけてみよう!「Hello,May I help you?」

そうです。相手はコテコテのアメリカ人です。英語??当たり前です。田中工業はグローバルな会社です。英語程度はしゃべれないと話になりません。そんな営業Cです。

って、そんなことはないです・・・(笑

ただ、頑張って話してみただけです。カタコトの英語ですよ。でもしゃべろうとする努力は認めてください(笑

おっと、前置きが長くなりましたね。今日はこんな物を。

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こぅ見ると普通のプーリーです。ギアです。でもこのプーリー、古い物なんですよ。

トヨタのふる~いエンジンの物です。

近くで見ると…

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実はこのギア、樹脂で出来ているんです。ギアが樹脂ですよ。営業Cには想像もつきません。バイクのタコメーターギアじゃないんだから…普通は金属ですよ。金属!減っちゃうって。樹脂なんだから!でもこれは減っている様子が無い(汗

これが車に入っているなんて…。逆に言えば、すごい技術です。

古き時代にこのような物を考え、製作して市販車に使っているわけですから。

そんでもって、有名なヨタハチに使われているんですよ。コレが。

アルミ蓋制作

2009 年 6 月 19 日 金曜日 by 営業D

いかがお過ごしでしょうか、営業Dです。

まだ梅雨明けとはいかないですが、はっきりしない天気の日々ですね。

今日は一品製作物が出来上がったので、画像撮ってみました。

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画像からは大きさ判断つかないと思いますが、高さ6.5mm、直径19mmという小さなものです。

バイクのキャブレターに使用する蓋です。アルミ削りだし、Oリング付きです。外れて無くなってしまい部品も出ないようです。

お客様に細かく寸法指示をいただいて製作しました。

TOP部にネジ穴がありますが、コレは抜く時に使うようです。(なんともすばらしい発想)

こんな小さな物でも一品物はしびれます。

陽の当たらないカレラ

2009 年 6 月 13 日 土曜日 by 営業C

いやはや、今日は暑いですねぇ。って、エアコンの効いている室内で書く事ではないですね。営業Cです。

梅雨って言う割にそんなに湿度は高くないような…。でもジメジメしているような。

はっきり言ってこれから来る夏は嫌いです。暑いのは大嫌いです。

昼休みにふと外を見ると…

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こんな花が咲いていました。名前??そんなの知るわけもありません。

ただ、咲いていただけです(笑

今回はこの子を紹介したいと思います。この子の名前は冶具です。表舞台に立つ事はありません。陽が当たらないのです。

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機械用語辞典によると、工作物を固定するとともに切削工具などの制御、案内をする装置。おもに機械加工、溶接などに用いる。これにより手間がはぶけ、加工が容易になり、仕上がり寸法が統一される。なんて事が要約すると書いてあります。

この子もただの板切れに見えますが、ちゃんとした冶具なのです。

この子、なんと板厚が50mmもあるんです。普通はこんなに分厚く作りません。でも、この厚みが必要だったのです。鉄ですので非常に重いです。総削り出しです。総削り出しって響きが良いですよね。英語で言うとフルビレットですよ。それだけでご飯がすすみます。

青い色をしている部分は青ニスと呼ばれるケガキ線をわかり易くするための塗料です。

え?消してから写真に載せろって?それじゃぁ面白くないじゃないですか。

この子は、非分解のハーレーのクランクシャフトを分解してみようと試みた挑戦の証です。

ソルジャーです。それじゃぁまた次の機会まで!!