Inside JUN Machine shop

‘四輪’ カテゴリーのアーカイブ

普通に見えますが・・・

2009 年 6 月 29 日 月曜日 by 営業C

昨日の日曜日、買い物から帰宅したところ我が家(アパートですが)の階段下で雨宿りをしている方がいらっしゃいました。自転車でのツーリング途中らしく突然の雨で濡れ濡れ状態。

ちゃんとヘルメットをかぶっていた2人。大事ですね、自転車でもヘルメット。

うんうん。よし、話かけてみよう!「Hello,May I help you?」

そうです。相手はコテコテのアメリカ人です。英語??当たり前です。田中工業はグローバルな会社です。英語程度はしゃべれないと話になりません。そんな営業Cです。

って、そんなことはないです・・・(笑

ただ、頑張って話してみただけです。カタコトの英語ですよ。でもしゃべろうとする努力は認めてください(笑

おっと、前置きが長くなりましたね。今日はこんな物を。

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こぅ見ると普通のプーリーです。ギアです。でもこのプーリー、古い物なんですよ。

トヨタのふる~いエンジンの物です。

近くで見ると…

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実はこのギア、樹脂で出来ているんです。ギアが樹脂ですよ。営業Cには想像もつきません。バイクのタコメーターギアじゃないんだから…普通は金属ですよ。金属!減っちゃうって。樹脂なんだから!でもこれは減っている様子が無い(汗

これが車に入っているなんて…。逆に言えば、すごい技術です。

古き時代にこのような物を考え、製作して市販車に使っているわけですから。

そんでもって、有名なヨタハチに使われているんですよ。コレが。

2ZZシリンダーブロック

2009 年 6 月 25 日 木曜日 by 営業D

梅雨の時期なのに夏日が交互にやってくる今日この頃、いかがお過ごしですか?

営業Dです。

今日は仕上がった2ZZシリンダーブロック(ロータス・エリーゼ)です。

スリーブ入れボーリング、ホーニング/スリーブ挿入後上面面研の加工行っております。

バルブリセス加工も画像上では判断出来ますね。

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早く梅雨開けないかな~と思う今日でした。

シリンダーブロック面研

2009 年 6 月 17 日 水曜日 by 営業B

梅雨時になると腰 肩 膝 その他もろもろが痛くて辛くなる営業Bでございます。

ネタ探しに現場をうろついていると、ちょうどB16Aのシリンダーブロックが上がっていたので、撮ってみました。

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ブロック面研とボーリング・ホーニングでのご依頼との事でした。

最近のシリンダーブロックのお手本的な構成のエンジンですが、改めて見るとガスケット抜けが怖いなぁとしみじみ思います。

拡大すると

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うーーーーん、せまいです、こわいです(汗

ちなみに濃いグレーの部分の鉄と薄いグレーのアルミの境い目にビードが通りますので、この部分のすき間や段差の有無については確認される事をおすすめします。

というわけで、必須ではありませんが、O/H等ご検討されている場合はブロックの面研もお見積りに入れて頂ければ幸いです。とかくヘッド側に目が行きがちですので。。

・・・次こそは作業前の画像を撮っておくようにしまつ(滝汗

アンダーコート剥がし

2009 年 6 月 15 日 月曜日 by 営業D

こんにちは、営業Dです。今日はこんなところを・・・

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こちらはスカイラインGT-R(BCNR33)車内フロアです。入間工場にてチラット見かけたので。

ドンガラ状態です、何をしているかはお題目に書いた通り「アンダーコート剥がし」別名「サイレンサーパット剥がし」です。

グリーングレーになっている部分にサイレンサーパットが貼ってありました。(剥がれています)

振動共鳴、遮音など、車内の静寂性を保つために貼り付けている物ですが、タイムを競うため軽量化するには、当然のごとく

排除する処理です。この車で車内、トランクルーム内剥がして、7~8kg軽量になりました。

非常にハガレにくく、結構面倒で地道な作業なのですが、密着しているぶん、そう簡単には取れてくれません。

作業的には、単にハンマーとタガネを使い、人の手によって砕いていくと言った方が伝わりますかね。

車種にもよりますが、最近の車は遮音など部品構造やコストダウンからも、サイレンサーパット量が少なくなってきています。

古い車ほど広範囲に貼ってあるというわけです。BCNR33よりはBNR32の方が多く、BNR34の方が少ないのです。

時代の流れなのでしょうが、剥がれにくいサイレンサーパットの材質もあり、FD3Sなんかは、夏など非常に柔らかく、

なかなか剥がれずベトベトこびりついているので、二度とやりたくなくなります。

まずは、この画像を見て「ご苦労様!」と言いたいところです。

ポート研磨加工

2009 年 6 月 12 日 金曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bでございます。

ポート研磨加工についてですが、当社で行なう場合はバルブガイドを外した上で行います。

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これで、バルブガイドの陰になってしまう部分もしっかり磨きたおせます。現車はB16Aです。本当は作業前の画像があれば良かったのですが。。

それはさておき、バルブガイドを入れると

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こうなります。この後、シートカット等の工程が続きます。ちなみにショートヘッドEXにはこのポート加工と燃焼室の容積合わせと磨きが含まれています。

また今回のヘッドではバルブガイドに弊社製品を採用頂いていますが、純正品や他社さまの製品をお持込み頂いての作業も普通に行なっています。

なお、ピントが合っていない、アングルが違う等々の不具合は、それぞれ私めの下手な段取りと撮りのせいです(汗

クランクシャフト点検

2009 年 6 月 10 日 水曜日 by 営業D

梅雨に入ったという事ですが、そんな天気でもないですね。

(^-^*)/こんにちは!営業Dです。

今日はB16Aヘッド&ブロック加工をいただいたお客様のクランクシャフトです。

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その中でダイナミックバランスのお仕事いただいたのですが、まずはお預かりした時点で振れ曲がり等点検を行います。

ダイナミックバランス前にクランクに大きな振れがある場合は、曲がり修正必須になりますねぇ。

新品でない場合は、作業前にひどい曲がりがある場合も結構あります。

まずは定盤上でVブロックにのせて廻しながら確認しますが、「さすがHONDA!」

(o^-‘)b good job!・・・手でくるくる回ります。

純正でも振れは少なく、精度良く作られていますよね。

メーカーや4気筒、6気筒の違いはあれど工業製品ですから、少なからず振れはあっても、平均してそのメーカーの基準

といった数値(傾向)が見えてきますよね。

今回は振れ5/1000mm以内でした。それではダイナミックバランスに進みますかね・・・

ではまた。

こんなピストンも①

2009 年 6 月 9 日 火曜日 by 営業C

どうも、まいど。営業Cです。

ネタとしては色々とあるんですが、何にしようか・・・。続き物がいいかなぁなんて今回は考えております。

こんなピストンの加工が来てたりします。内容としては、ピストンのトップ部分にハードアルマイトをかけピストンスカートにモリブデンコーティングをかけます。

はてさて、このピストン、とてもマイナーな車輌です。JA18という型式のエンジンです。スズキのカルタスです。自分もパっと車体が頭に浮かびませんw

ピストン

どんな形をした車だったかなぁ・・・なんて考えたりしちゃいました。まぁ、直ぐに思い出すのですが。だって、以前に運転した事がありましたから。

そして驚いたことに、このピストン、NAではなくターボにする為に強化を行うのです。素材はもちろん鍛造です。鍛造のピストンにさらに加工を行うわけです。

強度的検知からの話はまた今度にするとしまして、このピストンがどのように変化していくか皆様楽しみに待っていて下さい!