営業Dです。
最近、車の中は、クーラー無いと暑くて(汗)、半袖で、もう夏ですね・・・
あめっぱち(アメリカンV8)ヘッドの加工依頼なのですが、バルブ傘大きい、大きい・・・
ハーレーも大きいですが、ほんと大きいものがお好きで・・・・
加工はこれからなのですが。
都心にも雪が降りました。
そして、何故か自宅付近より会社近くの方が雪が多く残っていました。
一応、東京24区内なんですけどねぇ…。埼玉より多く降ったのかなぁ。
通勤途中にある保育園では子供達が大はしゃぎ。
関東の雪は水分が多いので雪遊びには適しているな。と思った営業Cです。
今回はフライホイールとクラッチの組み合わせ。
フライホイールを製作し、クラッチカバーを国産の社外品が使えるようにしたいとの容貌があり、当社にやってきました。
スターターを回すリングギアが外せるタイプなので、一品物でも比較的安価に製作ができるのではないかと思います。
で、何の車輌かって…
これだけじゃわからないですよね??
僕ら加工屋さんは車の全体像を知らずに加工を行う事もしばしばです。
お客様に、車は何ですか?って聞いたところ「ローラのT70」って解答がきました。
知っている方、すみません。僕は全く知りませんでした。
「ローバーですか?」って聞き直したくらいです。「違います、ローラです」って当たり前の解答。
オオ ロ~ラ ロ~ラ 君を~誰が~ ♪
って西城秀樹が僕の頭の中で…
無知は罪なり。
この車はエンスーな方々にはたまらない車輌だと思います。
ちなみにMkⅢだと付け加えておきます。
こんばんは、営業Bです。
組立て式クランクの場合はボールベアリング、一体式のクランクの場合はメタルで受けるのが一般的な構成かと思いますが、旧車の場合はこういった構成もあります。
画像左上のクランクケース中央のレースの内径と、画像下側のケージにいれるロッドローラーの外径とでクリアランスを調整していく作業となります。
ローラーには下の様にオーバー/アンダーがあり、一体型クランクの場合のメタルと同様にサイズでクリアランスを調整していきます。ただし相手が「ころ」なので落としたりとかすると大変です。過去これ1個のために数時間夜の現場の床をのたうち回った経験が(汗
ローラーで調整しきれない場合はレースの交換を行います。またレース側もホーニングでの内径調整も行ない、規定のクリアランス値から外れる場合は交換も行ないます。この場合、車種によってはライン(相手側ケースのベアリング軸との芯)の確認及び修正が必須となります。
こうして二つの作業を平行して実施しつつ、最終的なクリアランス値は測定不可(各個別での測定に基づく計算上のクリアランス値でしか出せません)という、いわゆる現場泣かせなお仕事です。
今回はちょっと趣向を変えて、画像無しのお話しだけにしてみようかと思った営業Cです。
たまにある質問なのですが、「○○のシリンダーにスリーブを入れて修理をしたいのですが…」
な~んて相談はよくある事です。
確かに、もう生産中止になっているシリンダーや中古シリンダーも入手できないモノに関しては行う事が多々あります。
バイクのようにスリーブの入れ替えが効くならよいのですが、車のエンジンの大半は鋳鉄製でブロックとライナーは一体式です。
アルミシリンダーの場合は鋳込みのライナーが入っていることも多いですね。
こういったシリンダーにドライライナーを入れる場合はブロック剛性により異なりますが、ドライライナーの必要肉厚は
使用目的からすると薄い方が望ましいですが、加工時の変形や圧入時の変形、運転中の変形、材料などを考慮したうえで決定します。薄すぎると運転中に波状の変形を生じますし、ピストン・ピストンリングの当たり不良も起きます。それがスカッフィングやガス抜けの原因にもなります。ですので、適度な肉厚が必要なんです。
波状変形が起きると、オリジナルシリンダーとの密着性が悪くなり熱伝達が十分に行われず、均一な冷却が得られないのでピストンにも悪影響を及ぼします。
オリジナルシリンダーとドライライナーの密着性の良し悪しがドライライナーの効果を生かすカギだったりします。
ドライライナーの最低肉厚を決定する為には、オリジナルシリンダーの残り代(肉厚)にも注意が必要なのです。
オリジナルシリンダーの残り代にもライナーと同じ事が言えますので、この残り代が少ないと機械加工も難しく、真円度が得られなかったり、上と下で寸法が変化してしまう事もあります。
また、ボアアップが前提となりますと、ブロック剛性が低下してしまう事は避けられません。
ちょっと話がずれてしまいましたが、先日、久しぶりに3SGにライナーを入れて修理をしたいとの相談を受けました。
ええ、当社は以前にトライした事がありますよ。でもあのシリンダーはダメでした。オリジナルのシリンダー肉厚が薄く、加工が難しいうえに、入れるライナーも極薄。そして鋳巣穴も出てきました。最悪のパターンでした。
必要なライナー厚みを優先するとシリンダーには穴があく。シリンダーの最低肉厚に注意するとドライライナーは極限まで薄くなり、締めシロで不具合が生じてしまう。最悪はライナーが落ちてエンジンブローやLLCがオイルに混入します。
ライナーを入れる為には色々と制限がある中でどの寸法と加工精度がベストなのかを探る旅ではあります。
現にSR20なんかは今でも形状変更を行った物を試作し実験しています。当然、トライアンドエラーなので、悪い方向へ行く事もしばしばあります。
その最たる物が3SGでした。あのシリンダーはオリジナルシリンダーの肉厚が薄すぎてどうにもこぅにもLLCが混入してしまいました。(鋳巣穴やウオータージャケットに貫通したのも原因ですが…)ですので、現状としてはリスクが大きすぎて受注をしていないのが現状です。
もし、本気でライナーを入れる場合にはブロックを一台犠牲にしてベースとなるシリンダー肉厚の最低肉厚を知るために切断して調べる事が最も確実といえるでしょう。しかし、量産ブロックの場合、鋳型ズレなどもありますので平均値を求める必要性がある事も念頭において頂きたいです。ボアピッチも重要です。サイアミズタイプかフルジャケットかなども念頭に置きながら考えなくてはいけません。こりゃまた無理難題な感じですよね。
ライナー入れと一言に言っても色々と難関が待ち構えているのです。
その当たりを少しでも理解して頂けるとありがたいです。
なんか今回は愚痴っぽいですねぇ…w
最近、本当に会社の前の銀杏から落ちてくる物が多いです。
落ち葉です。黄色いジュウタンです。しかも、今朝のように雨上がりだとホウキで掃いてもとれません。
いつになったら終わるのやら…。そんな事を思っている営業Cです。
これはちょっと前にきたフェラーリの部品の画像です。
ここにベアリングが入るのですが、大変な事になってます。
ベアリングを入れてもガタガタです。しかもギアが周りに当たってしまい削れている部分も…
新品っていったい何円なんでしょう。イタリアからの取り寄せだと思いますが、一般市民には想像もできません。
しかし、直すよりも新品を買ってしまった方が安い事もあったりなかったり。
まぁ、買える部品ならまだ何とかなりますが、絶版部品だと…。
直すしかないんですよねぇ。
こういった部品の修理もやったりしますが、見てみないと修理が可能かどうかなんて判断がつかない事も多々あります。
それが絶版部品だったりすると直すにも気合を入れないといけません。
「まずはお電話してね」なんてフリーダイヤルみたいな感じですが、
「まずは送ってみてね」って言いたくなっちゃうんですw