Inside JUN Machine shop

‘加工’ カテゴリーのアーカイブ

ロアシートはどこに座るのでせうか?

2009 年 11 月 26 日 木曜日 by 営業B

こんばんは~営業Bでございます。

今回はちと趣向を変えて画像からご紹介をば

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一部バルブガイドの色が違いますが(笑)それはさておき、その下の部分に注目して頂ければと。。

これ全部同じショベルヘッドです。年式はもとより過去の加工歴等々で変わっていたり、はたまた吸排気/前後バンクで各々別仕様であったりと現場の人間共々いろいろ泣かされた勉強させて頂いた部分であります。


Z1000 シリンダライナー

2009 年 11 月 20 日 金曜日 by 営業C

朝と夜はめっきり冬な気温になりました。空冷エンジンには良い季節??

冬と夏ではキャブセッティングも換えなくてはいけませんよね。

乗ってて寒くても動かなくなるとただの鉄屑。バイクは案外重いんです。

そう、押した事のある人にはわかると思います。

わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ。

憧れのインジェクションバイク。でもキャブはFCRな営業Cです。

スリーブ抜いてありますが、Z1000のスリーブです。社外品です。

ノーマルよりも太く作られているのでボアアップをしても大丈夫な強化タイプ…

なはずなんですけど…

ボーリングをしたら割れていました。画像の上の辺りに円周方向にクラックが…

このシリンダー、当社で強化スリーブに換えて動いていたんです。

エンジンを開けて正解だったんですけど、調子が悪かったわけでもなく、ただピストンサイズを上げるが為に加工に再度来た物なのですが…

そりゃこのまま放置するわけにもいかず、スリーブは入れ替える事になりましたが…

クラックが入っているものもマレにありますが、こんな短期間でクラックが入るとは思ってもいなかったです。

クラックが全周つながればスリーブは落ちてしまいます。そうならずに済んだのは良かったのでしょうけど

レース専用車でもないのにこの短期間でこぅなるとは…

VR38ブロックにライナー入れ完了!

2009 年 11 月 18 日 水曜日 by 営業A

先日、ゴリゴリ掘りまくった、VR38ブロックですが、ライナーも完成して、組み込む事が出来ました~♪

何だかある意味楽だったかも・・・。V6って事が面倒な位で、後はそんなに苦労した点などはありませんでした~。今、ダミーヘッドも作っているので、明日仕上げられれば良いな~。

 

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クランクも仕上げの熱処理が終わり初回ロットが完成となります。既に全ての行き先は決まっているので、次のクランクをやっきになって製作しています。

カムも作らなきゃ・・・、素材がきてから1年位経っている気がします・・・。

最初来た時はセッティングも出来ない車のカム作ってどうするんだ~って思っていたけど、今では「まだでしょうか?」と言われまくっています。こっちも早くしないと・・・。

ハーレー ショベルのコンロッド

2009 年 11 月 16 日 月曜日 by 営業C

半年間、友人の結婚式の為に髪の毛を伸ばしていました。

余興をやる事になったので年甲斐も無く、リーゼントにする為です。

でもでも、みなさんに何故か大好評でした!そりゃわざわざセットしてもらいましたからw

そして先日、髪の毛を短く切りちょっと寒いような気がする営業Cです。

今回はちょくちょく来るハーレーのコンロッドの写真です。

ハーレーコンロッド国産からすると珍しい形をしているかと思います。

ベアリングなんてタマっころが分解できます。そしてオーバーサイズの設定まであります。大端部のレースも入れ替えも可能。

国産とは違い、色々と部品設定があってダメになった部品を交換する事ができます。

オーバーホールを行う人にとっては親切設計??

しかし、部品を組み込む為には測定やら何やらが必要なのでプロ仕様とも言えるかも…

ロッドローラーと呼ばれる玉っころなんて組み込むのが大変なんですよ!ポロポロと落ちちゃうんですから。

なので、落っこちないような巧みの技も存在します。ハーレー屋さんならどこでもやっていることかもしれませんがw

国産のクランク部品とは違い、色々と面白いんですよ、ハーレーって。

シリンダーホーニングその3もしくはシリンダーのサビその2

2009 年 11 月 14 日 土曜日 by 営業B

こんばんは~営業Bでございます。タイトルが長くてすみませんw

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題名の通り、ホーニング後にサビが残ってしまった例です。お話を伺うと長期保管でピストンリングが止まっていた位置で腐食が生じてしまっていた様です。

現車はSTDサイズのピストンが入ってましたので、通常はかん合の範囲内で大きめのピストンを選択し、ホーニングの取り代を多めに想定して作業したわけですが、残念ながら取りきれませんでした。

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最初の画像はTDC位置でしたが、上の画像はシリンダー中央部にうっすらとサビが残っています。

そっとしておくのも一つの手ですが(笑)今回は完全O/Hをしたいとのご希望でしたので、オーバーサイズでのボーリングへ変更となりました。

いつものことで作業前の画像はなしですが(取り忘れまつた)作業前の状態は決して悪いものではありませんでした。

サビというヤツは深く深く食い込んでいきますので、不景気等の諸事情で不動状態にしてしまっている皆様方(私もその一人ですw)十分にご注意されますよう、お願い致しますm(_ _)m

VR38ブロックのライナー加工~♪

2009 年 11 月 13 日 金曜日 by 営業A

色々と調べておりますが、ともかくてっとり早く、ライナー入れちゃえって事で掘り掘りする事にしました。

クローズドデッキって事で剛性は高そうなので、そんな気合いを入れたライナーでは無く、ごくごく普通に考えております。

 

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まあ、実績から考えても問題は発生しないでしょう。既に仮組は終了して、一部オイルジェットの加工が必要ですが、問題御座いません。

とにかく早く早くって事で来週末には腰下を完成させる予定です。

ヤマハ シグナス

2009 年 11 月 11 日 水曜日 by 営業C

いやはや、今日は久しぶりの雨ですねぇ。

この時期の雨はツライです。何がツライって、電車の中が蒸し風呂になるからです。

エアコンは止めてあるし、雨で湿度が高いうえに満員電車。

余分三兄弟くらいの組み合わせ。何故そんな電車に涼しい顔をして乗っていられるのかが不思議に思える営業Cです。

もちろん自分は汗ダラダラです。シャツまでヌレヌレです(泣

今日は当社では毎度お馴染の肉丸さんのエンジン。何度もシリンダーにスリーブを入れて数台の予備エンジンを所有している方です。

壊しているワケではありませんが、アフターメーカーの販売している限界以上の排気量を求め耐久性を若干落としているが為、予備エンジンの製作に余念がありませんw

シグナスDLCシリンダ①今回のシリンダーはスゴイです。当社でも初の試みでした。

スリーブ入れのボーリング・ホーニング、そしてプラトーホーニング、その後にWPC+DLC処理!!

耐久性を向上させる為の今回の仕様。

DLC処理とはダイヤモンドライクカーボン処理の事で、ダイヤモンドライクコーティングなどとも言われております。

WEBで検索をかければすぐにヒットして、自動車メーカーさんやら機械メーカーさんなどの技術資料まで出てきちゃいます。

シグナスDLCシリンダ②本来であれば、ドライ状況で使用をする事を前提に研究が進められていたコーティング技術ですが、それがウエットでも性能が向上するのが確認されて車部品などに広く処理されることになりました。

普通のシリンダー内壁より黒く光っているのがわかりますか??

ん~~、なかなかお伝えしづらいですねぇ。難しい…。

現在は単気筒のみシリンダー内壁に処理を行う事が可能です。

今回のエンジンで寿命が延びる事を期待していますが、まだ組み付けていないそぅなので結果がわかるのはもう少し先になりそうです…(汗

SR20新品ヘッド!

2009 年 11 月 10 日 火曜日 by 営業B

こんばんは~営業Bでございます。最近何かに憑かれてるのでは?と思うくらい公私ともに不調でつ(涙

さて、今回久しぶりに新品のヘッドをお預かりする事ができましたので、メーカーさんからの納品時に付いている物を忘れないようにしておこうという企画でつ。新品ヘッドを買ってきたら、あれもこれも足りませ~んという悲しい状況を経験してますので。

まずは全体像

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お次はEXHマニ側

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あら、スタッドがいないっす。

続きましてはINTマニ側

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続きましては後ろから

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さらに前から

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最後にカム側から

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動弁系一式はもちろんですが、なぜかオイルチューブ(オイルライン)も付いてきません。。

ひと通りご覧頂くとお分かりかと思いますが、ブラケット類やその取り付けボルト等は付属していません。またVTCソレノイドも付いてこないっす。

移植or新規製作をご検討の方はこのあたりを考慮されるとよろしいのではないかと。。。結構この辺の小物は蓄積するとバカにならない金額になりますので。

あ、あと最後にこれもついてきました(汗

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また何か来ましたらご紹介したいと思います。

JUNのR35GT-Rの登場です!

2009 年 11 月 9 日 月曜日 by 営業A

遂にうちにもR35GT-Rがやってきました。

有り難い事に、M7様が車両を提供して下さいました。

これからの長きに渡り、JUNのデモカーとして、色々な部品の開発を行って参ります。

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そんな訳で手始めにマフラー交換して、ブーストコントローラー付けて、触媒などをテストして、ブーストアップでECUセッティングしてみると、あっという間に600ps・・・・。ホント凄いです。

これからエアクリーナーの開発や、既に素材もあったりするカムシャフトの開発も行って行きます。

来年のオートサロンでは、M7ブースに展示予定です。この白のままです(笑)

同じくM7ブースには、完成した「カスタムキット VR38 4.0Lキット」の展示や「ハイリフトカムシャフト」の展示も予定しております。

セッティング環境が整って、ようやくR35GT-Rの先が見えてきました。ワクワクするのは自分だけではありません。

ダイナミックバランスのいろいろ

2009 年 11 月 5 日 木曜日 by 営業B

こんばんは~営業Bでございます。

先日移動中に久しぶりに飲酒検問で止められました。当然呑んではいないワケですが、何故か緊張してしまいました(汗

タイトルのバランス取り、エンジン関連ではクランクシャフト、プーリー等承っていますが、アンバランスの調整方法はそれぞれの部品の形状等によって異なったりします。簡単にですが画像で紹介させて頂きます。

まずはクランクシャフト

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上部の地肌の部分が調整箇所です。これは良く見る形かと思います。

お次はプーリー

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これはちょっと変わった方法ですが、上記のクランクシャフトの様に肉厚の部分があれば、座繰り穴で対応できるのですが、車種によっては肉厚の稼げない部分に肉抜きを要する場合があり、こういった対応を行なうケースもあります。

続きましてはクラッチ関係

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こういった箇所に座繰りを入れる場合もあります。通常はフライホイールでならディスク当たり面の裏、カバーであれば外側部に座繰りを入れるケースが多いのですが、今回の様な方法やカバーが肉薄の場合は上記のプーリーの様な方法での対応もあります。

最後にプロペラシャフト

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某純正品ですが、かなりでかいでつ(笑

もしかするとこれが一番目にする事が多いかもしれないですね。ちなみにこちらもユニバーサル部基部の肉厚のある部分に削りを入れることで補正するケースもあります。もっともパイプ部には危険かもですけど(汗

なお秋の工作ネタは無事に音が出ました(^^)v