Inside JUN Machine shop

‘TIPS’ カテゴリーのアーカイブ

ダイナミックバランスのいろいろ

2009 年 11 月 5 日 木曜日 by 営業B

こんばんは~営業Bでございます。

先日移動中に久しぶりに飲酒検問で止められました。当然呑んではいないワケですが、何故か緊張してしまいました(汗

タイトルのバランス取り、エンジン関連ではクランクシャフト、プーリー等承っていますが、アンバランスの調整方法はそれぞれの部品の形状等によって異なったりします。簡単にですが画像で紹介させて頂きます。

まずはクランクシャフト

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上部の地肌の部分が調整箇所です。これは良く見る形かと思います。

お次はプーリー

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これはちょっと変わった方法ですが、上記のクランクシャフトの様に肉厚の部分があれば、座繰り穴で対応できるのですが、車種によっては肉厚の稼げない部分に肉抜きを要する場合があり、こういった対応を行なうケースもあります。

続きましてはクラッチ関係

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こういった箇所に座繰りを入れる場合もあります。通常はフライホイールでならディスク当たり面の裏、カバーであれば外側部に座繰りを入れるケースが多いのですが、今回の様な方法やカバーが肉薄の場合は上記のプーリーの様な方法での対応もあります。

最後にプロペラシャフト

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某純正品ですが、かなりでかいでつ(笑

もしかするとこれが一番目にする事が多いかもしれないですね。ちなみにこちらもユニバーサル部基部の肉厚のある部分に削りを入れることで補正するケースもあります。もっともパイプ部には危険かもですけど(汗

なお秋の工作ネタは無事に音が出ました(^^)v

表面処理(その1)

2009 年 11 月 3 日 火曜日 by 営業D

営業dです。某外車のシンクロスリーブです。

この辺りの部品がWPC処理で持ち込まれる事は珍しいと思います。

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以前だと「ガラスのミッション」と揶揄された某国産車のミッションにフルWPC処理などしたものですが。

シートリング

2009 年 10 月 22 日 木曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bでございます。今日はいつもより早めの時間帯に更新させて頂きまつ(汗

ちょっと変わった作りのヘッドが入ってましたのでご覧頂ければと思います。ちなみに全て入庫時の状態で、現在作業中です。

さて、2バルブの4気筒車のシートリング周辺のアップですが(車種はひみつw

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少し変わった作りなのですが、分かりますでしょうか?

ではもう少しアップにて

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通常は・・・ほぼ同式の他のヘッドと比べてみると

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ヘッドのアルミとシートリングの境目に注目頂けると違いが分かるかと思います。

正解は「シートリングを意図的に燃焼室に突き出している」です。

おそらく動弁系全体のつじつま合せのために行なわれた可能性が高いと思われますが、通常はアルミの部分ぎりぎりに45度面をもってくるという形に留めるケースが多いかと思います。

今回の方法ではバルブ位置が燃焼室側に飛び出す事になりますので、燃焼効率云々等々いろいろ考えるところはあるかと思いますが、こういう形での対応することもできます。

なおこちらは作業完成後の画像も後日ご紹介したいと思います。

ボーリング加工

2009 年 8 月 25 日 火曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bでございます。

表題のボーリング加工というと、ここにおいでの皆さまはほとんどオーバーサイズピストンを入れるためのシリンダーボーリングを連想されるかと思いますが、こんなところにもボーリング加工を行なったりもします。

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あら、大事なところにピントが合っていませんが、画像中央部の穴が加工後の仕上がりです。

もうちょっと引いてみると

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いわゆるブリーザーホールです。。。。ちなみに画像上部の見切れかかっている部分も承っています。

他にもいろいろ「掘った」ことがありますので、詳しくはお問合せ頂ければ幸いです。他についてはまたの機会にご紹介させて頂きたいと思っております。

なお車種は秘密です(汗

梱包の重要性その2

2009 年 8 月 20 日 木曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bです。お盆休みは通勤バイクの修理でほぼ潰れてしまいましたとさ(涙

その顛末でも書こうかと思ってたのですが、あまりにお恥ずかしい状況でしたので今回は自粛させて頂きたいと思います。

それはさておき、今回はその2として痛い物をご覧頂こうと思います。

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画面中央下の水路がすごい事になってます。アップにすると

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さらにアップ

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いくらアルミブロックと言っても悲し過ぎます(泣

痛い物をさらすのはこの辺で止めにして、回避するにはどうしたら良いか?

経験上、最も大切な事は「中で現品が動かない様にする」ことだと思っています。ですからきちんとした箱に入っていなかったとしても、お送り頂く物が中で動きさえしなければ無傷で到着する場合が多かった様に思います。

逆にしっかりとした箱の中身がアレだったこともしばしば。。。

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蛇足ながら、あえて「適度に」中味を晒す事で運送会社の方々にプレッシャーを与える等の高等テクもありますが、それでうまくいく保証はありませんのでお勧め致しかねます(^^;

見上げた画

2009 年 8 月 7 日 金曜日 by 営業B

こんばんは、営業Bでございます。

アク析するとこの時間ご覧頂いている方はほとんどいらっしゃらないようですので、今回も個人的興味ネタでいくことにさせて頂きます(笑

当社でシリンダーブロックを撮るというと、ほとんどがヘッド側からの画像になってしまいます。

では逆に下から撮ってみたらどうだろうか?と思い、いくつか撮ってみました。

今回は1.6~2.0Lの直列4気筒編として比較的お仕事を頂くエンジンを撮りました。もしご好評頂ければほかもやってみようかと思いますので、アクセスの方よろしくお願い致します(笑

それはさておき本題をば・・・まずは4AGから

4ag

続いてSR20

sr20

お次はB18C

b18c

お次は同じホンダさんつながりでF20C

f20c

最後は4B11。これのみ個人的分かりやすさ優先で意図的にアングルを変えてあります。他は誤差範囲内ということで(汗

4b11

クランク支持に対する考え方が良く出ているのではないかと思いますが、はたしてこれを見て萌える方が何人いらっしゃることやら(笑

ひとつだけフォローしますと、同じトヨタさんでもアルミブロックの2ZZ等は他メーカーさんの高年式モデルとほぼ同構成となっています。たまたま社内にありませんでしたので撮れませんでした。。

なお低~高年式で並べてますので、良し悪し云々のお話もなしということで。

もう一つの個人的ネタはあまりの暑さにコテが握る気になれず、膠着状態が続いております。なにせSSOPなもので(^^;

なんとかお盆休み中には音出ししたいなぁと。。。

困った時のアイテムその1

2009 年 6 月 8 日 月曜日 by 営業B

皆様こんばんは、営業Bでございます

入手不可能となってしまった部品を何とかするためのヒントがこれです。

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私が入社して社内にあった物で最も嬉しかったアイテムがこれでした(笑

もっとも、断片的な情報でしかありませんので、これがあれば全て解決とはならないのが悲しいところですが、手がかりとしては重宝しています。

日々使用する物

2009 年 6 月 3 日 水曜日 by 営業C

皆々様、ご覧悦頂きありがとうございます。営業Cです。

何かとお堅いイメージのある加工屋業界ではありますが、そんなことはございません!お気軽にメールなり電話にてお問合わせ頂いても大丈夫です。取って食ったりはいたしませんw

はてさて、どのよぅな事をお話したら良いのやら悩んでおりました。

今回は意外と軽視されがちな物を紹介させて頂きたく思います。自分の日々使用している相棒です。加工屋ではありますが、ものすごく特別な物を使用しているわけではないこの工具。

(さらに…)