とある日の事、「プロペラシャフトの加工を行えますか?」との問い合わせがありました。
「もちろん、行っております」と軽く返答してしまった営業Cでございます。
確かに、当社ではプロペラシャフトを短縮したり、延長したり、スプライン部分を別車種の物に交換したりする作業は日常的に行っております。パイプ径が違っていても旋盤で異径の物がつなげるようにワンオフでアダプターを製作し、熔接を行います。
しかし、今回の物はサイズが違いました。加工後の長さこそ乗用車と同じですが、パイプ径が違います。大は小を兼ねる。太いのは良い。あれくらい太くなりたい。じゃなくて…
届いてビックリ、前代未聞のサイズです。
画像上は切り詰めた余り物、中央が今回の加工した物。下に置いてあるのはカローラのプロペラシャフトです。
遠近法でも使っているかのごとく太さが違います。加工前なんて絶対1人では持てません。加工後の短くなったヤツでもかなりの重量です。カローラのプロペラシャフトは片手で持てますがヤツは無理です。腰もイっちゃいます。
写真でみるとたいした事ないですが、現物はすごいです。アメリカンサイズなんてもんじゃありません。馬なみ以上です。
ちなみに、トラック用のプロペラシャフトですが、いったい何トン用なのか…
加工前は2メーターもありましたから、写真におさまりきれません。なので、加工後に撮ってみまつた。