こんばんは、営業Bです。
前回ご紹介させて頂いたフライホイールは未だ完成しておりませんので、同じハーレーで別件ネタを一つ挟めさせて頂きたいと思います。
上の画像は完成後ですが、オーバーサイズ設定のいっぱいまで拡大されていたシリンダーをSTDサイズのピストンを使える様にするために鉄のスリーブを入れてあります。
ちと分かりにくいのでアップをば・・・
これでも分かりにくいかと思いますので、今度は下からのアップをば・・・と思ったらデジカメの電池切れにてあえなく終了でっていう(笑
それはともかく、残念ながらこの手は全てのシリンダーに対して有効な手段ではありません。
スリーブを打つという事は、通常のボーリング加工以上の大きさの大穴をあける事になりますので、それに見合ったシリンダー側の肉厚を要求しますし、また冷却水やオイル通路を持つシリンダーはそれらの位置も考慮しておかないといけません。
特に高年式のブロックに関してはボアピッチを狭く設定してある事が多く、強度上必要なスリーブ厚を設定できないケースもままあります。逆に言えば、強度面を度外視すれば極薄のスリーブを入れる事も理論上は可能です。。。
こういった事情もあり、今回は比較的作業実績数の多いこの辺りを取り上げた次第です。
もし、こんな物やあんな物はどう?といったものがありましたら、メール等でお問合せ頂ければと思います。
営業Cが懇切丁寧にお答えさせて頂きます(笑