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2009 年 7 月 のアーカイブ
2009 年 7 月 18 日 土曜日 by 営業C
通勤だけで汗ばむ陽気が続く最近、皆様いかがお過ごしでしょうか?
営業Cは毎日汗をかいています。汗臭いのとオヤジ臭いのとのフュージョンです。
イリュージョンなみに融合しています。そんな営業Cです。
今回もホラーな1コマ。いやぁ、エンジンって本当に不思議ですねぇ。一見何の変哲も無いこのSR20ピストン。もちろん、今まで走っていた中古のピストンです。
普通ですよね。普通。パッと見た感じは。しかし、ある一部を取り除くと!!
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あららら。完全に取れちゃいました。でもピストンリングは回るんですよね…。
4G63エンジンはこのタイプの棚落ちがよく発生します。SR20でこうなるのは珍しいと言えば珍しいです。ノッキング??いいえ、全くもってしていなく、ピストントップはキレイなものです。圧縮が低くなっていたので原因を探るべくオーバーホールをしたら、こんなピストンが出てきちゃったそうです。リングとピストンの隙間も正常値ですので、純正の強度不足といったところでしょうか。ハイパワーにするにはリスクを削るわけですから、こうなっても仕方の無い事かもしれません。
シリンダーやヘッドに損傷が無かった事だけでも不幸中の幸いです。
こうなったら鍛造ピストンを思い切って入れちゃいましょう!
最後にピストンの欠片達です。
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タグ:SR20, SR20DET, セカンドランド, トップランド, ピストン, ピストンリング, 棚落ち
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2009 年 7 月 17 日 金曜日 by 営業B
こんばんは~さすがにこう暑いと脳みそが溶け気味の営業Bでございます。
脳みそはいいとして(笑)溶けたりカジッたりしたら困るのがピストンです。特に空冷エンジンには苦しい時期となりますので、ボーリングついでの保険としてご依頼頂きました。
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以前営業Cも取り上げていましたが、このショット材にモリブデンを使用したものは特に耐磨耗性に優れるとの事です。個人的経験ですが、リングまでかけるとなおよろしな感じになります。。。
なお処理にかかる費用等につきましては、形状や大きさにより異なります。
ご興味のある方はお気軽に弊社フロントまでお問合せください。
タグ:ハーレー, バイク, ピストン, モリブデン
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2009 年 7 月 16 日 木曜日 by 営業A
かなり前からずーっっと、おそらく5年以上経過し、更には未だに商品化にならない悲劇のパーツの紹介でございます。
油圧のタペットをシム調整が出来るようにする為のソリッドリフターです。RB26はφ30ですが、これはφ29シリーズのエンジン用となります。もちろんRB26のφ30仕様も御座います。
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写真は熱処理前の状態です。
冷間鍛造で作られていますが、これの品質管理がかなり大変です。もちろん、ノーマルより良くって事で軽量で尚かつ高剛性に設定し、熱処理も数多くテストし、仕上げの熱処理も自分的には「そこまでしなくとも・・・」って思う位処理しています。なかなか両立が難しく、外径の厚みと真円度の剛性の確保はなかなか高度な技術が要求されるようです。
そんな事を言っていても、前に進まないので、とにかくゴージャス仕様になっても構わないので、良いモノをって事で最終の品質管理を待ちながら製品化にこぎつけたいと思っています。
価格はやっぱり高くなっちゃいそう・・・・。
タグ:リフター, 熱処理
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2009 年 7 月 15 日 水曜日 by 営業D
こんにちわ、営業Dです。
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こちらはスカイラインGTRのフロントドライブシャフトを延長して出来上がった物です。
TEST的に製作し受注したものですが、お客様たっての希望なのです。
何故に延長するかというと、ロアアーム延長しワイドトレッド化され、車高下がった状態で過酷なサーキット走行では
厳しい様で、抜けやすくなり砕けてしまうようです。
加工は切断した後、クロモリ材(調質済み)の延長カラーを製作し熔接します。
右側は上記にようにシャフト延長ですが、左側はインナーフランジの間にスペーサーを製作して延長しました。(画像撮り忘れ)
ドライブシャフト抜け破損トラブル無くなると良いですね。
そういえば、昨日「梅雨明けぇ~♪」とラジオで聞きましたよ、確かにめちゃくちゃ暑かったなぁ。エアコン効いてないような錯覚に・・・なりました。今日も(汗)
初夏は毎年思います「夏ってこんな暑かったっけ?」・・・・
タグ:GTR, ドライブシャフト
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2009 年 7 月 14 日 火曜日 by 営業C
なにやら、梅雨が明けたとか明けないとか。はぁ・・・、この後に暑い夏がやってくるのかと思うと憂鬱です。
でもそんな暑い夏でも1つだけ良い事があります。それは、女性が薄着になる事です!
ビバ!サマー! 色々な意味でフェチな営業Cです。
はてさて、本日お見せするのはちょっと怖い画像です。かなりホラーな画像です。R18指定を入れようかと思うほどです。画像をクリック、クリック!大きくなります。
ハーレーのショベルヘッドと呼ばれるこの子、
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角度を変えて見てみると…
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全体的には…
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いやはや、恐ろしい。こんなに堆積物があるとは。みなさんも一度くらいは経験があると思います。4stなのに白い煙をなびかせる車輌を。2stじゃないんだからって。
オイルを燃やしながら走っている車輌を。思わず臭いをかいでみる。でも、やっぱり2stオイルの臭いじゃない。当たり前なんですけどね。
思い当たる車輌にお乗りのあなた、あなたですよ。こんな燃焼室になっているかもしれません!そろそろオーバーホールを考えませんか??
ヘタれたエンジンもよみがえりますよ!燃焼室もキレイになりますよ!こんなふうに。
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タグ:ショベル, ハーレー, ヘッド, 燃焼室
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2009 年 7 月 13 日 月曜日 by 営業B
こんばんは、営業Bでございます。今回は営業Cさんよりお題をパクらせて頂きとうございます(汗
さて、皆さまはカーボン落とし等々の洗浄に何をお使いでしょうか?
世には様々な洗浄用ケミカルがありますが、基本的に当社では洗油と下の画像のものです。
あ、あと直6のブロックを洗えるランドリー(洗浄機)もありました。こちらはまたの機会にご紹介したいと思います。今回はケミカルネタということで・・・
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これをお使いの方はご存知でしょうが、他の洗浄液等が付いている場合はいったんエアブロー等で飛ばしてから使う事と、「乾かさない」事が良くカーボンを落とすコツかと思います。
特にこれからの暑い季節になると、揮発して逆にシミを作ってしまったりもしますので・・・あと必要なのは爪がすり減るくらいの根性ですかね?(笑
タグ:加工
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2009 年 7 月 11 日 土曜日 by 営業A
技術の世界はどれも奥が深く面白いものですが、カムシャフトの世界も例外ではありません。
弊社ではかなり昔からカムシャフトに携わっております。
カム測定機という専用機がまだメーカーにしか無い時代、田中工業では社内で測定メーカーさんのお力を借りてカム形状測定機を製作しちゃった位、昔っからカムシャフトには拘りがあります。
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そんな30年前位のカム測定器も品質的には全然問題ないですが、さすがに古くなったので、東京精密さんのお力を借りて、新たなカム形状測定器を導入しております。って言っても3年前位の話ですが・・・・。
前のカム測定器は何とN88-BASIC動いておりますが、今ではさすがにWindowsで動きます。前の測定機でも測定は出来きますが、カムの回転角度からリフト量もちろん、速度、加速度までめっちゃ早い時間で測定できる優れものです。測定保証も優れもので単位も「ここまで?」って位、見慣れない数字を出してきます。まあ非常に高価な測定器なので、それ位出来なくてどうする!って思いもありますが。
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お陰様で、品質保証の観点からも、各メーカー様や研究機関、教育機関等からカムシャフトが沢山送られてきて、測定、設計、製作、保証と携わらせて頂いております。
常にカムシャフトの製作及び加工には万全な体制ででお答えしておりますので、カムシャフトで何か御座いましたら、試しにお問い合わせ下さい。
もっちろん、JUNのカムシャフトも同様の品質で製作しております!
タグ:カムシャフト, 測定器
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2009 年 7 月 10 日 金曜日 by 営業D
営業Dです。今回は私的ネタですが、ご勘弁を・・・
1ヶ月位前ですが横須賀軍艦めぐりクルージングに行って来ました。
通常は、一般船舶立ち入れないアメリカ海軍基地や海上自衛隊の軍港を、45分かけて船で海上から見学するツアーです。
入港状況で当たりハズレは有りますが、今回はラッキーでした。
情報ではあきらめておりましたが、2週間前に訓練航海?作戦航海?に出航してしまったはずの原子力空母「ジョージワシントン」
(CVN-73)が前日急遽戻ってきたそうで、目の前に停泊しておりました。それもなんと珍しく艦載機満載(甲板上に並べております。)
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2008年より横須賀を母港として配備され、アメリカのニミッツ級原子力空母の10隻中の6番鑑です。
5番鑑以降は満載排水量10万トンを越え、世界最大の軍艦と位置ずけされます。
全長333メートル、東京タワーを横にした長さ位です。(横にしないのでわからないですが)
艦載機もF/A-18FスーパーホーネットやEB-6Bプラウラー(電子戦機)、E2C(早期警戒機)などたくさん。
こういった艦載機を積んだままの停泊は通常ではなく、停泊時は艦載機を近くの基地(厚木)へ洋上で飛ばしてから入港します。
整備時には何かと艦載機も邪魔でしょうからね。・・・で今回は何故?よっぽど急務の整備(不具合)なのか?短時間での入港
を余儀なくされたのかでしょう。謎です。ですがいいもの見せてもらいました。他にはこんな感じです。
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ペルシャ湾護衛任務や北朝鮮ミサイル防衛でですかね、海上自衛隊関係の護衛艦やイージス鑑は出払ってました。
年齢層問わず多数の方が乗船しており、老若男女問わず、軍港めぐりクルージングはおもしろいと思います。
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2009 年 7 月 9 日 木曜日 by 営業C
とある日の事、「プロペラシャフトの加工を行えますか?」との問い合わせがありました。
「もちろん、行っております」と軽く返答してしまった営業Cでございます。
確かに、当社ではプロペラシャフトを短縮したり、延長したり、スプライン部分を別車種の物に交換したりする作業は日常的に行っております。パイプ径が違っていても旋盤で異径の物がつなげるようにワンオフでアダプターを製作し、熔接を行います。
しかし、今回の物はサイズが違いました。加工後の長さこそ乗用車と同じですが、パイプ径が違います。大は小を兼ねる。太いのは良い。あれくらい太くなりたい。じゃなくて…
届いてビックリ、前代未聞のサイズです。
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画像上は切り詰めた余り物、中央が今回の加工した物。下に置いてあるのはカローラのプロペラシャフトです。
遠近法でも使っているかのごとく太さが違います。加工前なんて絶対1人では持てません。加工後の短くなったヤツでもかなりの重量です。カローラのプロペラシャフトは片手で持てますがヤツは無理です。腰もイっちゃいます。
写真でみるとたいした事ないですが、現物はすごいです。アメリカンサイズなんてもんじゃありません。馬なみ以上です。
ちなみに、トラック用のプロペラシャフトですが、いったい何トン用なのか…
加工前は2メーターもありましたから、写真におさまりきれません。なので、加工後に撮ってみまつた。
タグ:プロペラシャフト
カテゴリー: よくある質問(FAQ), ワンオフ製作, 加工, 四輪, 国産車, 外車, 車体 | コメントはまだありません »
2009 年 7 月 8 日 水曜日 by 営業B
こんばんは、営業Bです。
この間お預かりした某海外製品のピンボス周辺の画像です。
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お次はピストンピンを入れた状態
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逆側にはサークリップを入れて位置決めをしてあります。つまりピンが長いんですねぇ、これ。
ピストンピンの長さを詰めることで解決しますが・・・レアケースですが、こういうこともあります。
タグ:ピストン
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