つい先日、たまたま自分の姉に自宅まで送ってもらいました。
車中でのBGMのお話し。日本の兄弟ピアノデュオ。「レ・フレール」が流れていました。
何でそれを聞いてるかを尋ねると、「子供が好きだから」ってあっさり言われました。
自分の甥っ子は幼稚園と小学1年生。どんな子供なんじゃい!!
普通は「みんなの歌」とかやろって思った営業Cです。
そんな感じで今回も肉丸さんのお話し。
このお方、ボアアップが大好きです。当然馬力を上げるのも目的なのですが、他の人がやらない事への執着と申しましょうか…
「実験的」や「試作」、「初めて」などの単語が並ぶ事が多いんですよ。
その途中経過での1コマです。ビックボア化に伴うスリーブを入れる前のボーリングです。
鋳込み鋳鉄のスリーブを削っていたところ、アルミが見えてきました。
鋳込みっていうのは(鋳造も同じです)その後の加工位置は決まっているものの、それ自体の寸法位置を決めるのは難しいんです。
だからアルミのシリンダーではオーバーサイズの限度があるんです。
まぁ、それを大きくするのですから、こぅなってしまうのも仕方ない事なのですが…
今回は肉丸さんの許可もあり、バリ取りを行った後にスリーブを入れます。
何度も同じ大きさで掘っていますが、こうなったのは今回が初めてです。
スリーブ径を小さくしてボアも小さくすればこの事態は防げますが、そんな後ろ向きな考えを持たないのが肉丸さんです。
「どこまでいけるか」を今でも模索していらっしゃいます。
表面処理にしろ、ボアとストロークの関係やらコンロッドの芯間、ピストンのハイト、キャブ口径など、どこまで行けるのか?!、どれがベストなのか?!などを実際に走行して検証&検討しています。
頭がさがります。しかも、ちゃんと排気量アップの申請もしてナンバーも違うんですから(当たり前?!)