お久しぶりです(汗
今主に使われている物は丸断面の「の」や「C」が多いと思いますが、古いものではこういう形式や「くるくる」な物(笑)もありました。
画像のはピストンにではなくピストンピンにはめ込むタイプです。なので流用とかする場合にはその辺を留意しないとです。
最近多いお仕事が、ライナー入れ作業!!
昔はライナーが入っていて当たり前な時もあったりですが、乗用車エンジンの今では、もっぱら鋳込みすら無いシリンダーの方が多くなってきました。
しかし、最近ブロック剛性やシリンダーブロック製廃なんて事もあるので、ある物をいかに生かすかがポイントになってきます。
そんな時に昔から実績のある、ライナー入れて加工する方法です。
JUNといえば、元々「ボーリング屋」さん!!
すべての領域には深い深い技術の蓄積があって、シリンダーのボーリング一つをとってもそりゃ色んなノウハウがあります。そんな中においても、ライナー加工は更に深いです。
もちろん、20年前位のアルミブロックが出てきたときには泣きましたよ~。
一番ポピュラーなのがSR20エンジンのライナー加工!!
これは泣かされました。その分、色んな取り組みをしたので、この辺のアドバンテージはいっぱいあります。
それと、ライナー材!!
遠心鋳造してくれる鋳物工場も少なくなりましたが、それでも頑張ってくれている工場から歩留まりほぼゼロの優良なライナー材を仕入れています。
そんなライナー加工はまだまだ無限の可能性がありますよ~。
特にまだまだ使いたいシリンダーブロックを生かす、更に耐久性も向上させる、有効な手法であることは間違い無いです!!